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LAに来て最初に驚いたこと。


LAに来て、UCLA extensionの語学コースで英語の勉強を初めて最初にすごいなぁと思ったことは【授業の質】だった。


初日はPlacement Testと、School Tour、Orientation

その後クラス分けで、幸いにも"Advanced Class"の106。


学校のクラス分けの仕組みは、100~108までで、100~102がBeginner、103~104がIntermediate、105~108がAdvanced Class。

Advanced Classの生徒は、午後のクラスは興味のあるクラスを選択することができて、仕事で英語が使えるようにと「Business English」、スピーキングがもっと上達したいからと「Public Speaking」を選択。


クラスメイトは、ブラジル、アルゼンチン、サウジアラビア、カザフスタン、ベトナム、タイ、中国、日本とアジアが比較的多いけれど、想像以上にスピーキング力が高い。。。


意思表示をすることが何よりものスタート地点の文化だから、間違っても気にせずアイデアを出したり意見を伝える姿勢に、不思議なことになんだか気持ちがオープンになって、自然と私も意見を積極的に言えてた。


印象的だったクラスは、午後に選択したPublic Speakingの先生。

尊敬している人についてスピーチをしてみようというお題に、まんぷくを日本で見たばかりだった私は安藤百福の話をしてみた。

その中で、彼は年齢を気にせずに最後まで頑張り続けて、新たなことを開発している姿勢を尊敬しているという話をした。

その時に、


「too old to start something」


なんてことは絶対に考えるな。

僕はそれで何度も色々なことを諦めて来たけど、みんなにはそんなこと少しも思って欲しくない。


と興奮気味に感情をぶつけて伝えてくれて、純粋に感動してしまった。


こういう言葉ってありきたりかもしれないけど、日本だったら、黒板に書いて見て、自伝読んで、こう書いてありますね。ってみんなで確認することってあるけど、心の底から伝えたいメッセージを伝えてくれる先生って私は出会ってないかも、と思った。

実際、小中高の先生は、先生以外の職業から来る人って少ないし、人生で失敗とか挫折をしている人も比較的少ないのかもしれない。

自分がLAに来る前に、もう20代も終わりかけだし、大人しくするべきかなぁと長い間もんもんと葛藤していたこともあって、結構刺さる。まさにそうだよなぁと実感。



Business Englishのクラスでは、NYの第一線で働いていた先生によるマシンガントーク。

初回は特に、何を言っているのかを聞くのが精一杯で、私にとってはリスニングの練習のようなクラス。

授業のほとんどが、時事ネタで、「どうしてこんな社会現象が起きているのか」とか、「何がこの後起こり得るか」とかっていう話が多くて、ニュースの事柄を知ることは日本でも比較的あったけど、その背景まで考える癖ってなかったなぁと考えさせられた。

中国から来ているクラスメイトの子は、アメリカの歴史も踏まえての推測で回答したり、カザフスタンから来ている子はウィットに富んだジョークを飛ばしたり、

頭の回転はやい!!

なんでそんなことまで知っているの!!

の繰り返し。


海外の人と仕事をするって、このスピード(瞬発力×頭の回転)に応えられることが結構必要だなぁ。


でも、このスピード(瞬発力×頭の回転)と、日本で求められる仕事のスピード(早く作業・短い納期)は全然違うよなぁ。


日本では評価される基準が、世界基準では評価されないことをヒシヒシと感じる。なのに、日本の価値観だけ知っていればいいという人も多くて、なんだかこのギャップをどうにかしたい。。と感じるようになってきた。

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