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製造業の見学から学ぶ

自動車製造されている企業さんの工場見学の機会があり、案内をいただくと同時に申し込み。自社が良くなるためのヒントがあれば、と見学してきた内容をまとめました。工場内は写真撮影不可のため、文章多め。最後に分解された車両の写真を。


◎東京ドーム20個分の敷地

敷地内には、社員さん&地域の方が安心して仕事ができるように幼稚園が併設。一区画には柵&牧場で羊さんも飼育されている。通勤が楽しくなりそう。そして製品を無駄なく流せるように大きな工場棟がコの字型に立ち並ぶ。

◎産業用ロボットによる省力化

素材になる鉄板のカット、型押し、溶接、塗装の危険を伴う作業は機械化。事故リスクの回避。工場内は無人&自動で部品を運ぶ車両も走っている。レストランの配膳ロボットのよう。

◎機械化による作業負荷の軽減

人手で取り付ける重量部材は、半自動で機械化。女性でも作業ができそう。(私の主観)

◎取り付けたドアを外す

前の工程で取り付けたドアを外す。二度手間だが、その方が内装の作業をし易いため。
(1回目に取り付ける理由は、レーン移動&セット管理のためにと推測。)

◎かんばん方式による発注と在庫管理

必要な部品を必要な分だけ発注することで、不要在庫を持たない手法。空間もキャッシュも有効活用でき、生産性が向上している。

◎数秒を縮める工夫

タイヤ1個を止めるボルト4~5個を一度に締める専用の機械を導入。縮めた時間×回数=改善された時間。

◎1600を超えるチェック項目

熟練社員さんのチェックに全項目合格された製品しか出荷しない。購入者の信頼に繋がっている。

◎ド〇えもんBOXの活用

こんなこといいな、できたらいいな!ということで、カイゼンご意見BOXを設置&活用。実際に採用されて仕事がしやすくなった事例も多数あるとのこと。

◎地域貢献として製品展示

金型を始めとしたモノづくりに地域と近隣学校が一緒になり力を入れている。分解展示場に1000点を超える部材を分解して提供・展示している。社会科見学にも活用されているそう。自動車大好きの方、大喜び。(見学には予約が必要。)

◎まとめ

社員さんが仕事しやすい工夫と取り組み。出来ることを、一緒に探す、聴く、一緒に考えることで、良い職場になる。

◎分解された製品

以下、分解製品の展示をされている産業センター内の写真 (撮影OKによる)

全体
後ろ側より
分解されたモーター
分解されたモーター拡大
分解されたエンジン

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