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統計検定2級合格に向けて

こんにちは、クサカベです。
あけましておめでとうございます。
今年もできる限りnoteを更新していきたいと考えています。
目標は 12本/年、月1本くらいは更新できるようにしたいです。
よろしくお願いします。


前置き

これまで
・データサイエンス現場ではビジネス力、コミュニケーションスキル、データサイエンス力が大事
・その中で大事であるビジネス力を身に付けるためにどうすればよいか。
といったことを記事にしてきました。

今回はデータサイエンスの大本命であるデータサイエンス力を身に付けるための第一ステップともされる統計検定2級に関する記事を書きたいと思います。

データサイエンティストを目指す方はまずは統計検定2級を目標とされる方も多いと思います。
そんな方に少しでも参考になればと思い記事にさせていただきます。

総論

統計検定2級に合格するためにはある程度の時間が必要となります。
一般的には50〜60時間と言われています。私は2ヶ月くらいの期間を要したので、一般よりは多くの時間をかけたのだと思います。

ある程度しっかりと勉強をした上で合格した統計検定2級ですが、
振り返ってみると、
『データサイエンスの勉強をするスタートラインに立った』
くらいのイメージがしっくりきます。

しかし、今後データサイエンティストを目指そう、データ分析をやってみたいという方には目指すことをおすすめできる資格だと思います。

ここからは
・2級合格までにやったこと
・2級に合格した感想
・2級に合格する意味
について、少し詳しく述べたいと思います。

2級合格までにやったこと

私は
・ヨビノリたくみさんの動画
・東京大学出版会の統計学入門
・統計検定2級過去問
で勉強をしました。

ヨビノリさんの動画は統計学のイメージを掴むの非常に参考になります。
統計学とは何をしたい学問なのかということがわかりその後の勉強がしやすくなりました。
1本10分程度で10〜15本くらいだったかと思うので、全部見ることをおすすめします。

東京大学出版会の統計学入門はこちらです。

こちらは統計学を勉強する方にとっては非常に有名な教科書で、おそらくが多くの方が一度は目にしたことがあるであろう名著です。
しかし、2級合格を目的とするには少々難易度が高いので、このテキストを使用して勉強することはあまりおすすめはしません。
2級合格のみであれば統計webでも十分だと思います。

統計検定2級の過去問はマストでやった方がいいと思います。
過去問に掲載されているのはPBT方式の時のものなのでCBP方式のものとは少々傾向が異なる部分もありますが、やっておいて損はありません。
現在はCBT対応の問題集が出ているので、そちらをやった方が間違いないのだろうと思います。
2級は過去問を完璧にしておけば概ね問題なく対応できると思います。

2級に合格した感想

最初にも書きましたが、「統計学勉強に向けたスタートラインに立った」というのが感想です。
2級合格は勉強のスタートラインであり、実務のスタートラインではありませんでした。

それなりに勉強して合格した2級です。
実務で活かせると思っていましたが、そんなに都合よくはいきませんでした。
仮説検定を使おうにもランダム化比較実験やABテストでもしていればいいのですが、そんなことばかりでもありません。
結果、
・仮説検定を使用できる場面がない
・仮説検定をするまでもない
という状況で、2級で得た知識のみでは実務で役に立つことはなく、太刀打ちできないことを思い知りました。

しかし、統計学の本を読むことに対して以前よりハードルを感じることはなくなり、小難しい本でも頑張れば読めるくらいには統計学耐性はついていました。
そういう意味で、2級は専門的に勉強を始めるためのフォーミングアップのようなものではないかと思います。

実は最近の高校生の数Ⅰにはデータ分析という章があり、仮説検定まで範囲に入っています。
恐らく高校数学の範囲でも統計検定2級は合格できるのではないかと思います。
その点でも2級はウォーミングアップというイメージは当たらずも遠からずではないかと思います。

2級に合格する意味

先のとおり残念ながら2級の知識だけでは実務で活かせる機会はほぼありません。

しかし、2級の勉強をすることは、
・理解を深めるキッカケ
・勉強のモチベーション維持
・勉強の成果物
としての意味が十分にあると思います。

特に独学で勉強しているとなかなかモチベーションを維持することは難しいため、少しでも目に見える成果が出るというのは非常に有用なものだと思います。

結論

統計検定2級はデータサイエンスの勉強にあたり目指すべき一つのメルクマールではありますが、ゴールではありません。
データサイエンスの世界への入り口のようなものです。
資格取得それ自体にはあまり意味はありませんが、取得に向けた過程には意味があります。
データサイエンスをやりたい方はまず、合格を目標に向けて勉強に取り組んで見るといいと思います。
2級合格をきっかけに理解が深まりその後に広がるデータサイエンスの世界が面白くなってくると思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回はデータサイエンス、特に統計検定2級に関する記事を書いてみました。

今回の内容が皆様にとって有益であれば幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。




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