見出し画像

おかえり、私。

自分の「共感」という強みが
いつの間にか自分を苦しめていたことに気が付いて、1週間。

まだたいして大きな変化はないけれど、
なんだか少しずつ、色んなことがつながっていく。

昔から、特に意識しなくても、
相手の想いや考えていることが
なんとなくわかってしまっていた。

それが普通だと思っていて、
だから自分の考えも同じように

伝わってしまっているんじゃないかって
本気で悩んでいた時期もあった。
今、考えればだから、
感情を隠すようになったのかもしれない。


とはいえ、

そんな自分の「共感力」に
助けられたことは、山ほどある。

けど、伝わってくるのは
いいことばかりではないし、

何より、私という存在は1人で。
それに対して、日々関わっていく「私以外」
いくら自分とはずっと一緒とは言え、
日々感じる想いの数はけた違いだ。

息をするように入ってくる
多すぎる「私以外」の想い。

それら全てを素直に受け止め続けていたら
肝心の「私」の想いは、いつの間にか見えなくなっていた。

共感した「私以外」の誰かの想いが正しくて、
もともとあったはずの「私」の想いは正しくないと、

自分をどんどん否定するようになった。


「人前で感情が上手く出せないこと」
「人の目が気になること」
「人の多いところが苦手なこと」
「上手く自分の話ができないこと」
「自分を否定してばかりのこと」

今まで悩んできた色んな事の根っこには、
『共感のしすぎ』があった。

強すぎる「共感力」が私自身を、蝕んでいた。

嘘みたいな話だけど、
今まで強みだと思って頼ってきたものが

実は、何よりも自分を苦しめていた。

だから、私は自分自身を「共感」から解放する。

解放というより、
他人に使い続けてきた「共感力」を
今度は、自分に使おう。

まず大切にすべきは他人の想いではなく、
私自身の想いだ。


まずは、ちゃんと「自分」に共感する。


どんなに小さなことでも、
どんなに汚い感情でも、

まずは全部。ちゃんと共感してあげる。

そうやって、私は「私」を取り戻していく。


おかえり、私。

「ただいま」が聞けるのはたぶん、もう少し先のこと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?