【番外編】幼稚園役員を年長でやるといろんな人が現れる

こんにちは。ママ子です。

前回、幼稚園役員を年長でやろうと決め、立候補した役員決めの話を書きました。前回の話はこちらから↓

私は「年長でやる」という固い決意があったので良かったのですが、不本意ながらやらざるを得なくてなってしまう方もいます。私の子どものクラスの役員決めもそうで、お一人「完全に不本意なのに…不安しかない」という方がなりました。以下、Mさん(仮名)と呼ばせてもらいます。

Mさんは上のお子さんが同じ幼稚園を卒園しての下のお子さんでの年長役員。一応、年間に何が行われてどんな時に役員が登場するか分かっているはずなので、不本意だとしても前向きな気持ちでやれば大丈夫。なんとなかる。と思っている私は「お互いフォローしながら頑張ろう。Mさんができないことは助けるし、Mさんができることもあるよ!」と本当にそう思っていたし、そう励まして役員決めを終えました。

そののち、別途役員の会合があり、年間の係決め。すぐ目の前に迫っている新聞づくり(1学期中に発行)の担当をかってでてくれたMさん。その理由は「これくらいしかできなさそうだから。他はできないよ」と他はできないを断言。

また怪しい発言が出てるけど大丈夫かな…(前回の役員決めでも後ろ向きな発言あり)。後に分かりますが、この発言には他の年長役員全員が不安を抱いたとのこと。

私自身は1学期に発行する新聞は作業時間が短いし、今までどんな新聞があったか見てきているし、全然やってもいいなと思っていたのですが、他にも負荷のかかる作業は年長はどうしても出てくるので、そっちで係になろうかなと、この時は前には出ず様子を見ていました。そんな中でMさんは自ら手を挙げてくれたので新聞作りとか、そういう作業は得意なのかな、という気持ちで見守ることになります。

実際作業が始まり、みんなを引っ張っていくタイプではないMさんではありますが、それぞれフォローしながら、決まったことはきちんとやってくれて。むしろ、そんなに引き受けて大変じゃないかな、と思っていたけれど、進行具合に支障はなかったのでお願いし、無事に新聞は発行されました。

しかし、もう発行するという終盤に差し掛かって「旦那に怒られてるんだよね」とのMさんからの告白。実はMさんにお願いしていた作業は全て旦那さんにお願いしてやってもらっていたとのこと。「えーっ!Mさんのできる範囲でお願いするから、無理しなくてよかったのに。(言ってくれたらやったのに)」と年長役員一同。

私たち他の役員も最初の活動で要領がつかめない中、作業が前後してしまい無駄なことも発生していて、決してスムーズな流れだったとは言えませんが、それで交流を深めることもできたし、一緒にやるメンバーの得意不得意も見えてきて。私たち自身は満足。ですが、Mさんの旦那さんはそんな作業の進め方にもご不満だった様子。

「もう役員やめろ、的なこと言われてね。怒りが収まるのを待ってるの。だから他の係はしばらくできないかな」と、いう告白にこちらも「そうだね。旦那さんの機嫌を直そう」という返答しかできませんでした。他の年長の役員メンバーは、本当に優しくて、困っていたら察して声かけてくれる人達ばかりなので、それでどうしてこうなったのか。

最初の係決めでも、無理強いしたわけでもジャンケンでもなく、大丈夫?と無理そうならやるよ、という声かけをしながらの係決めだったので何となく不本意な結末に。

Mさんは「任された仕事は自分で解決しなきゃ」という自分の思い込みと、周りの「一緒にやっていこう」という想いの感じ方がちょっとずれているということなのか。別に無責任という訳ではないし、人としては悪い人ではないのだけれど、これからは本当に仕事を任せて大丈夫か、しっかりみんなでフォローしなきゃね。と、年長役員それぞれ言葉に出さないものの、ちょっと違った団結感が出てきた最初の活動となりました。

いろんな人がいるんだな、というこの件での感想。この不安…まだまだ尾を引きます。つづく

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