見出し画像

クリスタルマイン改め? クリスタルピーク

このタイトルの画像は3年前に撮ったものです。斜めって撮ったのでわかりづらいかもしれませんが、木とその根とそしてこの木が植わってるところの地面のすべてをアイフォンカメラに収めようとしたらこうなりました。

これ、私のお守り写真でアイフォンの待ち受け画像にしています(*^^*)

noteで見える写真って上下カットされちゃう感じなので、そうでなくても「商品のほんの一部をお見せします(すまそ)」的なものなのに、これだと「本当にほんの一部しかお見せできませんが(汗)」な感じですね。

で、わかりますか、この地面?

はい、クォーツです。

ここはうちから北に車でだいたい一時間半くらい、カリフォルニア州に入ったところにある「クリスタルマイン」という場所です。でも、地元の人たちはここを「クリスタルピーク」と呼びます。最初私はそれがわからず、「マイン以外にピークってのもあるのか!!!」と心がわしゃわしゃしたのですが、なんてことない、同じ場所だとわかってトーンダウンしました。で、つい最近、3年ぶりに足を運んだのですが、相変わらず美しいクォーツの砂利と岩の真っ白くて美しいでした。

「マイン」というのは、鉱山のことなのですが、ここには「Crystal Mine」というUSフォレストサービスが立てた看板が立っています。そこには「持ち帰りは車一台、週に一度、5ガロンバケツ一杯まで」という新しい注意書きが貼られています。

そう、クリスタル採り放題。

ここ、実は既に閉鉱になったマインの跡地です。この山が白いクォーツの砂利や岩に覆われている理由は、ダイナマイトを使って散々掘り起こしたものが地表に放置されて堆積しているからです。第二次世界大戦時、ここのクォーツがツーウェイラジオ(トランシーバー)の部品として必要とされ、掘り起こされたのだそうです。つまり、商業目的ではなく、軍事目的。

現在では公共のレクリエーションフォレストで、一帯にはキャンプ場があったり、トレッキングを楽しめたり、そして、ロックハウンダーたちが「もしかしたらまだお宝に巡り合えるかもしれない」と淡い期待を胸にロックハンマー持ってやって来る場所なんです。とはいえ、熟練さんたちはあまり来ませんね。なぜって、既に散々掘り起こされた場所だから。彼らにとって、砂利クリスタルなんて持ち帰る価値のないものです。まあ、だからこそこの景観は守られてていいんですけど、まるっきり誰も来ないわけではないので、行くたびにあちこち新しい洞穴が見つけられます。洞穴ってのは、つまり、地中に埋まっている霊験あらたかなお宝への夢を捨てきれない人たちの夢の跡。私もその一人ですが(^^;)。もちろん、ここは掘ってもいいことになっている場所なので、期待に胸ふくらませて入山したって問題ないわけです。

実はクォーツって結構いろんなところで採れるクリスタルなのですが(我が家近くの畦道にも転がってます)、このクリスタルピークのように、あからさまにクォーツだらけの場所はそうはないんじゃないかなぁと思います。しかもマインが山頂近くなので少し歩けばすぐ山頂。そこから見渡す景色は、なかなかの絶景。真っ白なクォーツ砂利をザクザクと踏んで歩く贅沢は他では味わえません。

このノートの入っているマガジンの表紙の写真は先日撮ったクリスタルピークのショットです(^^)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?