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子どもにもプライドがある

タイトルの「プライド」とは
自尊心の意味で使っています。

自慢が多いとか人を見下すなどの「プライドが高い」
との使い方とはまた違うニュアンスです。

自分はかけがえのない存在であるということを
自分で思えること
という意味です。

プライドは
「信じてもらえた時、任せてもらった時」に
育つと思うんです。

という話をします。


子どもに関わる仕事をしているのですが、
大人の関わり方でいつも
「嫌だなあ」と思うことがあります。

私も自分の子供にやってしまいがちなので
気をつけようと思ってるのですが…

それは
「子どもに手だし口出しをしすぎること」
です。
良かれと思ってやってしまうのが、

①子どもがうまくできていないことを大人がやってしまうこと
②子どもが考えている時に邪魔すること
③子どもに任せようとしないこと

などが挙げられると思います。
具体的には

①その子がうまくできない様子がもどかしくて
先回りして大人がやってしまう。
聞かれてもいないのに
「こうしたら?」「こっちの方がいいよ!」
とアドバイスしてしまう。

②ぼーっとしてるように見える子どもに対して
「どうしたの」「話聞いてるの」
何も考えてないと決めつけたり、
余計な声かけをして考える時間を与えない

③心配なのもあり、1人で行動する機会を与えない。
大人が常につきっきりで見張ってしまう。

こういう場面をよく見かけますが、

自分でやりたい!という気持ちの強い
賢いお子さんは
そんな大人に反発していることが
多いように感じます。

そしてその反発する姿を見て、

扱いにくい子、
問題児だと

大人は判断してしまう。

もちろん、人としてやってはいけないことを
伝えて行かなければならないのですが、

その「やってはいけないこと」の基準が
かなり大人側の都合になってしまうことも
あるのではないでしょうか。

ちなみに、何かを習得しようとする時は
また別の話だと思っています。

新しいこと、初めてのことに取り組むときは
まず型にはめて指導することが必要でしょう。

ですが、そういう状況でもなく
子どもが一人で何かに挑戦しようとしている時
集中して取り組んでいる時

先ほどのような対応をする大人を見かけるたび
モヤモヤしてしまいます…

いや、まあ口うるさいおばちゃんみたいな存在ももちろん必要だし、
いろんな大人が関わることで
成長していくこともよくわかります。

私がそういう大人にイラッとしてしまうのは、
私の母親との関係性が
原因であることもよくわかっています。

でもね、
手出し口出しをされることに慣れてしまった子供って、
うまく行かないことを人や環境のせいにしがちになる
んですよ。

1人で感情のコントロールをするのが苦手で
人にやつあたりしたり
逆に依存して不安定になったりする子を
たくさんみてきています。

人と関わって信頼関係を築けるのは大切だけど、
依存させるのは違うと思うのですよ

子どもが1人で考え、行動するとき
・寄り添ってあげたり、たくさん会話したり甘えさせてあげるとき

この場面のメリハリを
見極めて関わってあげることに
最も神経を使うことが
私たち大人に大切なことだと思うんです。

頑張っている過程で口を出すのではなく
子どもがやり遂げた時初めて
それがどういう結果になろうと

「ちゃんとみていたよ」
「よく頑張ったね」

というメッセージを伝えること

つらい時、甘えたい時は
いつでも味方だよという
安心感を与えるための

普段からのコミュニケーション

これに尽きると考えています。


私は今の仕事においては
指導者ではなく
支援する立場ですので

そういう私にできることは

・子供達の邪魔をしない。
手だし口出しは求められた時だけにする。
(SOSが出せない子もいるのでそこは見極めが必要)

・遊ぶときは全力で遊ぶ
これだけだと思ってます。


そうすると結果全然仕事しない人になってるかもで
それはそれでジレンマです…
今の仕事はこのジレンマがツライ…
これからどういう道に進んでいけば
いいのかしら…

私のモヤモヤを書くだけの記事になってしまいました。。
自戒もかねて!

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