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もとオリーブ少女という生き方②お客様との関係はこうだった(業界の裏話)

※ 過去にアメブロにアップしている【お仕事についてコラム】を今後noteにまとめていくことにしました。私は38歳1児の母、現在第二子の出産を控えています。フリーランス歴13年、もとアクセサリー作家・衣装デザイナーです。そして、キャンディブーケというニッチな商品を作っている作家です。此処で言う「作家」とは小説家、という意味ではなくハンドメイド作家という意味で使っています。

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①お店構築編に引き続き

お店のありかた、という意味でのお客様との付き合い方。

【②お客様との関係はこうだった】

ショップスタッフとしてデザイナーの意思をくみとって、ストーリーを客様に使えることのむずかしさ楽しさ。

そこでお店だけでなくもちろん自身だけでなく、ショップスタッフが通訳者として取り扱いブランドのファンも作っていくということ。

(あえてこの言い方で)

洋服店

サロン化

してたということ。


素敵だよね。

洋服のスペシャリストとお客様であるあなたが

お洋服についてあれこれお話しするの。


もちろんお洋服の話だけじゃなくて、お仕事の話、ライフワークの話、趣味の話・・・その他いろいろと情報交換する場でもある

ということ。


だからね、

お店がカラー(属性)を打ち出すことで自分はここがいいな、って自然と人が集まったんだよね。


F.O.Bオーナー

益永さん『(お金を落とす場所を)ちゃんと選びなさいよ』


もとオリーブ少女という生き方①はこちら。

のプロローグにリンクしたコラム

惜しまれながら閉店してしまった

とある時代を作った伝説のお店F.O.Bオーナーね。


お金を落とす場所をちゃんと選びなさい

ていうのは自分の意思でお店を選ぶってこと

そのお店のもしくは、販売員のタニマチになるってこと


※販売員も売り上げ予算(ノルマ)があるからね

ノルマに向かってあくせくしてる人は皆無だと思うけど

売り上げは成績として評価されていくものです。

※タニマチ(谷町)とは相撲界の隠語で、ひいきにしてくれる客、または後援してくれる人

私のコラムでたびたび登場するタニマチ(笑)


安いから買おうとかじゃなくて。自分はここが好きだから買う。

粋(いき)になりなさいよ

ってこと・・・かなとおもうんだ。


それから暗黙の了解で、ショップスタッフはお客様にとっては

経理や秘書みたいな役割だったように思う。


顧客を持ったショップスタッフはだいたい

お客様のお給料日、カードの締日などなど実は把握している。

(そーなんですよ♡)


顧客さんにとっての、タニマチ遊びってそういうことではなかろうか

把握されてる。安心感。

信頼できていればこんなに安心なことはないよ。

例えばホストとか夜の世界は詳しく知らないから一概には言えないけど、

お客さんは節操なくアイテムが欲しくなっちゃう場合もある。

だから売り手側はお買い物をやんわりセーブしたりもする。

販売員もお客様と長い深い信頼関係を築きたいの。

その代わり、お客さんに合うものをパーソナルに仕入れてめっちゃ推したりもする。だって自信もってお勧めできるものなのだからね。

これも信頼関係という意味ではとても需要。


お金のことにみにあらず、一流のショップスタッフは

クローゼットの中身も把握している。

お身体のサイズも把握している。

はたまたお好みもね。

これはすべて表には出さないこと。

それを踏まえたうえでの駆け引きをしつつ

お買いものを楽しむ。


『粋(いき)になりなさいよ』

そういうやり取りを楽しむのが

お買い物のたのしさ、文化だったように思う。


これはいわゆるお金持ち(セレブ)の世界の話ではないんですよ。

ただ気持ちに余裕のある裕福な人は、

こうやってお買い物をする人が多かったのかもしれません。

気持ちの余裕の問題かも。

「販売員に買わされそう」とか、「接客受けて買わなかったら可哀相」

「だから話しかけないでほしい」とかそういうことでもないんだよな~~とは思います。

販売員といっぱい話してみること、なにか違った世界を教えてもらえるかも。

着こなしにおいては自分より若かろうが、なんだろうがプロですから。

まぁ、的外れなショップスタッフも最近多いとは思うけど。

※個人的見解です。


いまいろいろと景気の問題なのかショップスタッフを育てることが

企業側が出来なくなってしまったから、今は個人スタイリストが重宝されるのかな。


MDでの商品開発や企画に力を入れるのと同時に

ショップスタッフの教育も同じくらい重要だと思ってる。


現在ファッション業界からは遠ざかってしまったけど、

もと業界にいた人間として現状はどうなの?と思っています」。

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もとオリーブ少女という生き方③そしてこれからの物販は?

もとオリーブ少女という生き方③へ続きます

わたしが作っているキャンディブーケについてもう少し説明するとすれば、

キャンディやチョコレートをお花のように見立てするお祝い用のお花のアレンジメントのことです。

また、わたしは現在作家業だけでなく多くの作家さんがするように講師もしています。

私のハンドメイド講座をバージョンアップさせ、日本キャンディブーケアレンジメント協会を設立いたしました。

日本キャンディブーケアレンジメント協会公式HP

裏メニューでハンドメイド作家さんを中心に個人コンサルも行っております。通称・キャンディさん。

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