マガジンのカバー画像

日刊 かきあつめ

939
駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#地方移住」です。
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

「レビュー」に関するレビュー【11月公開記事まとめ】

こんばんは。真央です。 11月もあっという間に過ぎまして、最終日。 いかがお過ごしでしょうか。 ところで、11月30日は何の日かご存知でしょうか? そう、宮崎あおいさんの誕生日ですね。 宮崎あおいさんといえば、うなじが日本で一番綺麗だと思っているのですが、このことに気がついたのは、宮崎あおいさんが出ている映画を繰り返したくさん見ていたからです。 1回だけではなく、2回、3回と見た時に、重要なことに気がつくのでしょう。 *** さて11月は「#レビュー」で毎日記事を

世界一になる究極オリジナリティとは? 自分という存在はひとりだけ! 写真家ドキュメンタリー「SUKITA」から学べること

この顔が好き。と思う・・。 昨年、逝去したロックミュージシャン、デビッド・ボウイ。 初老にさしかかったボウイを撮影したポートレイト。 見かけたときに「ああ。いい表情だなあ」印象に残る。強いシンパシー?いや憧れ?というか恋心?(「恋をする」という表現が一番正しいのだろうか?)を感じた。 誰が撮影したのだろうと、気になっていたら。何と日本人の写真家鋤田正義さんだった。 このドキュメンタリー「SUKITA」は、鋤田カメラマンの一連の仕事を追っている。(公式HP:  htt

映画「ミッドナイト・イン・パリ」レビュー

パリにいるかのような美しい音楽と街並みから始まる「ミッドナイト・イン・パリ」(2012年、ウディ・アレン監督)。 主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)は、作家の夢をいだきつつも脚本家として生計を立てている。そのギルが婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)とその両親とともに訪れたパリで体験する、不思議でステキな旅の物語。旅に出たいな~パリに行ってみたいな~、誰しもそんなうっとり気分に浸れる映画なのだが、特におすすめなのは芸術(美術や文学)に造詣の深い方だ。 というのも、

【車椅子でも快適】足が不自由な祖母と行く!紅葉の鬼怒川温泉「あさやホテル」

そろそろ終わりかけてきた紅葉と温泉を堪能するために、栃木県日光市は鬼怒川温泉に、車椅子の祖母と共に行ってきました。 宿泊したのは、「あさやホテル」。今年7月にリニューアルオープンした「八番館」という棟に宿泊したので、総合的なホテルの感想と共に、特にバリアフリーの観点から、快適だったこと・不便を感じたこと、をレビューしたいと思います。 車椅子や歩行に不安のある人との旅行を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。 参考までに祖母は、足腰が弱く杖、手すりやシルバーカーなど

カルディのPBが超優秀! 材料いらずの本格ラザニアキット

冬になると無性にラザニアが食べたくなる系女子です。あっつあつのラザニアをハフハフしながら食べる、チーズがとろけて至福の時間・・・。お腹が減りました(笑) 「ラザニア大好き人間」公言してますけど、ぶっちゃけどんな料理なのかちょっと自信なかったので細かい定義を調べてみました。 ラザニアは、ミートソース、ホワイトソース、チーズ、ラザニア(平たい板状のパスタ)をミルフィーユ状に重ね、オーブンで焼き上げた料理のこと。イタリア・ボローニャ地方の名物だそうです。 ラザニアって料理

イヤなアイツが好きになる?漫画『ツキイチ!生理ちゃん』

会社を休みたいけど、上司に理由を生理と言いづらい。 友達と遊ぶ約束をしていたけど、生理痛がひどいから外出したくない。 女だけにきて、男は一生体験しないのは正直ずるい。(地球上の男性のみなさんごめんなさい) 男としても理解してあげられないし、よくわからないし、できればあんまり触れたくない…… そんな生理にまつわる暗い印象が一気に吹っ飛ぶギャグ?マンガを発見してしまった。 「ツキイチ!生理ちゃん」(著者:小山健)である。 (画像:Amazon公式HPより) 月に一度

私にとっての黒はあなたにとっての白かもしれない『カラフル』レビュー

私の目の前に広がる世界は、私にしか見えません。あなたの前に広がる世界もまた、あなたにしか見えません。同じものを見ていても、角度が違うと、少しずつ違う風に見えているはず......だけど、時に忘れてしまいませんか?「いろんな角度=視点の違い」を様々な「色」として表現しているのが、こちらの本です。 『カラフル』作:森絵都 主人公の真(まこと)が見た世界 この本の主人公である、14歳の真は、見たくもない世界を見てしまいました。家族の表裏、大好きだった子の表裏、この世の全てに絶

鼻息荒くこの映画を語れたら求婚しよう!~映画「ザ・レイド」レビュー~

 やぁ皆、恋してるかい? アカ ヨシロウだよ。やぁだいぶ寒くなってきたね。この季節になると気になるのが、「クリスマスを誰と過ごすか」だと思うんだ。もう決まってるよっていう人もいると思うし、まだ候補すらいないという人もいるのかな。今回僕が挙げる映画は「気になる相手はいるけれど、結婚を決めきれない」というヨクバリな人にお薦めの映画で、究極的には一緒に観て反応がよかったら是非とも求婚してほしいと思える映画だ。今からのスケジュール感だと11月下旬に映画鑑賞 →(好感触、イケる!)→指

こういう女は騙されやすい!『嘘を愛する女』レビュー

今回レビューする『嘘を愛する女』を、ストーリーを忠実に表したタイトルにすると『愛する人にめっちゃ嘘をつかれていた女』である。 そこで今日は、小説『嘘を愛する女』に学ぶ、「嘘をつかれやすい状況」を解説する。 解説するのは、大学時代に付き合いそうになった人に「ごめん、実は嫁と子供がいるんだよね」と言われて「へーそうだったんだー☆」としか言えなかった、嘘に気づけないお人好しでおなじみのこの私。 その前に簡単にストーリーの説明をしよう。 大手食品メーカーに勤めるアラサー女子・

絵でも漫画でも、文章でも。作り手に読んでほしい「かくかくしかじか」

「海月姫」や「東京タラレバ娘」の原作者として知られる東村アキコさんのコミック「かくかくしかじか」を読んだので、今回はそのレビューを書くぞ。 彼女はどうやって漫画家になったのか「かくかくしかじか」は、東村アキコさんの高校時代から現在までを綴った自伝的なコミックエッセイ。彼女が高校生の頃に通っていた絵画教室の恩師、日高健三先生との関係を中心に、高校、大学、社会人と少女漫画家になるまでの日々が描かれている。 あの日から早20年かくかくしかじかこういう理由で私は今 漫画を描い

ファンは酷評?「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を考察

今年7月に公開された「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のブルーレイ&DVDが、12月5日より発売されます。本作はジュラシックシリーズ5部作目として注目を浴び、2018年の日本洋画興収第1位に輝いた超大作です。 そういえば、映画公開時にこんな記事を書いていました(どんだけ私ジュラシックシリーズ好きなんだ) あらすじは下記です。 あの大惨事から3年―― 大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火

がんばる恋愛のその先は?アラサー世代に響く、心がほぐれる一冊

いまものすごく恋をしたい。仕事から解放され、ゆっくりする時間ももういいかな…ってなったときに芽生えてきた気持ち。 そんなタイミングで手に取ったのが、尾形真理子著「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」。 ただの恋愛小説だと侮るなかれ。繊細な女心を丁寧に綴り、優しく励ましてくれる恋物語。恋をしたい方におすすめの一冊です。 この本を読んだきっかけは、ブックライターの佐藤友美さんが毎週一冊本を紹介するコラムでした。 直木賞作家・島本理生さんの作品を紹介していたのですが、

忘年会シーズンは「琉球の秘薬」で乗り切る!【酒豪伝説】レビュー

2018年もあとわずか。空気はすっかり冷たくなり、年の瀬を感じる気温となった。もうすぐ年末、社会人として避けては通れないのが「忘年会」だ。 度重なる忘年会に心も身体も疲れがち。そんなに疲れるなら行かなければいいのでは? と思われるだろうが、そうは言えないのが社会人の性。 お酒を飲むのは良い、だけど翌日には絶対に響かせたくない。そんな全ての社会人におススメしたいのが「琉球 酒豪伝説」である。 amazonレビューでは、184の口コミにも関わらず評価は4.7!(2018

クリエイター必見!ゴダール入門!超難解作を3つのポイントでカンタン確認 ! #映画レビュー「女と男のいる舗道」

イかれてる!! でもセンセーショナル! 60年以上前のフランスから誕を発したヌーベルヴァーグの天才監督ジャン=リュック・ゴダールの魅力をひとことで言ってしまうならばこんな感じ。 ヌーベルヴァーグとは一体何なのだろう? 1950年代後半に始まったフランスにおける映画運動。フランス語で「新しい波」を意味する。映画評論誌「カイエ」誌から発端。助監督などの下積みを得ない若い監督たちが、ロケ撮影中心、同時録音、即興演出など共通性のある作家、作品を目指した。監督では、ジャンリュ