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【音量を上げて聞け!】俳優の歌声が響く邦画3選

10月12日より全国公開がスタートした三木聡最新作「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」。

「俺俺」以降実に5年ぶりとなる三木監督最新作は、ロックミュージシャン役の阿部サダヲとストリートミュージシャン役の吉岡里帆が歌声を響かせる。

三木監督ファンとては待ちに待った新作。公開を記念して「俳優の歌声が響く映画3選」を紹介したい。


▼今回紹介する映画
・グッモーエビアン
・フィッシュストーリー
・ソラニン


グッモーエビアン【大泉洋】

あらすじ:しっかり者の女子中学生ハツキは、17歳で自分を生んだ元パンクバンドのギタリスト、アキと2人暮らし。かつては、アキと同じバンドのボーカル、ヤグも自分の子どもでないハツキが生まれる前から一緒に暮らしていた。そのヤグが2年前、“世界ツアーに出る”と突然いなくなったかと思ったら、今度はいきなり放浪の旅から帰ってきた。久々の3人暮らしにすっかり上機嫌のアキとヤグだったが…。(TSUTAYAより)

大泉洋(ヤグ)のユーモラスなキャラクターに映画としても面白いが、注目すべきはその歌。甲本ヒロトのような歌声に、どハマりすること間違いなし。あとコーラスでギターを弾いている麻生久美子(アキ)もクール&ビューティなので必見。

セットリスト
・今日の日はさようなら(ロックver)
・羽根ならあると彼女は泣いた(オリジナル)


フィッシュストーリー【高良健吾】

2012年。彗星の衝突まであと5時間と迫った地球。世界の終わりを目前に、いつもと変わらぬ様子のレコード店。そこに流れていた曲は『FISH STORY』。それは、1975年、あまりにも早すぎたばかりに全く売れぬまま姿を消していったパンクバンド“逆鱗”がレコーディングした最後の1曲だったのだが…。(TSUTAYAより)

高良健吾がボーカルを務め、ベース・伊藤淳史、ドラム・渋川清彦と俳優陣が脇を固めるパンクバンドが出てくる。

高良健吾の歌声がクセになる。ショーパブ?で、ロックではなく歌謡曲をやれと言われ、渋々「長崎は今日も雨だった」を演奏するも、次第にギターが暴走してパンクロックverになるシーンが良い。出来ればフルコーラスで聴きたかった…!

セットリスト
・長崎は今日も雨だった(パンクロックver)
・逆鱗(オリジナル)


ソラニン【宮崎あおい】

都内の会社に勤めるOL2年目の芽衣子は、大学の軽音サークル時代からの恋人で夢を諦めずバンドを続けている種田と同棲中。そんなある日、芽衣子はやりがいの持てない今の仕事に疑問を抱き、会社を辞めてしまう。逆に種田は、バイトで食いつなぐ日々に次第に将来への不安が募っていく。しかし、芽衣子にハッパを掛けられ、改めて音楽と真剣に向き合い、背水の覚悟で『ソラニン』を書き上げた種田。さっそくデモCDをレコード会社に持ち込み、結果を待つ種田と芽衣子だったが…。

と、まあストーリーはさておき(!?)、見所はなんといっても宮崎あおいがギターボーカルを務めるROTTIのライブシーン。ドラムを務める桐谷健太もかなり良い味だしてる。

セットリスト
・ささやかな(ROTTIver)
・ソラニン


なぜか響く。心に。

いかがだろうか。

ただ歌を聴きたいだけなら歌手の方がよっぽど上手いのに、なぜか俳優さんたちの歌に聴き入ってしまう。

それは恐らく、映画を通じて歌に込められた思いや背景など、物語が共有されているからだろう。だからヤグの歌に家族愛を感じ、逆鱗が世界を救い、芽衣子さんに心震える。

上手下手を超えて、心に響く歌がある。
歌手には真似できない音楽の魅力が映画にはあるのだ。

ぜひ、音量を上げてミロ!なに歌ってても全部ひびくじゃねぇかよ!!


#映画 #note映画部 #映画まとめ #音タコ


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