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「いつのまにか」変わってしまうのは

5年前、社会人になってから仲良くなった同い年の友人がいる。

職種は違ったものの、近い規模の会社にいるためか、お互いに社会人1年目の頃は仕事終わりに飲んだりしていた。まだ仕事になれていない頃ではあったが、色々な情熱を燃やしていて、夜が更けるまで仕事のビジョンを語りあったりしていたものだ。彼が話す未来像はキラキラしていて、とても魅力的だった。


この間、3年ぶりくらいに彼と飲むことがあった。その間も連絡を取ったり、互いのSNSで状況は確認していたので、久しぶりという感じでもなかったが、腰を据えてゆっくり話したのは久しぶりだった。

互いの近況を話したり、これからについて話したり。出会ったあの頃のように、未来の話なんかをした。


しかしあの頃のように夜が更けるまで話が盛り上がりはしない。

彼はこの3年間で結婚をして、転職もした。転職した理由は、前職より帰る時間が安定していて、仕事の休みも取りやすいから。もうじき子供が生まれるらしい。

一方の自分は、この3年間で結婚もしていなければ、転職もしていない。時間の安定とは程遠い会社で仕事をしている。ベビーシッターの仕事をとろうとしている。

5年前のあの頃は確かに同じ視点にいて、同じものを見ていた。しかしそこからの5年、何に時間を使ってきたかで互いの価値観は180度違うものになっていた。


いつのまにか変わっていた二人の価値観。

価値観を変えたのは他でもない、費やした時間だ。5年間という時間を何に費やしたか。自分が10分長く仕事している間に、彼は10分早く大切なあの人のために帰宅していた。

この一分一秒、その人が費やしてきたものが、その人の価値観を作る。お金も、健康も、ある程度は何かで代替できる。しかし価値観だけは代替が出来ない。その人が費やした時間が価値観を作るから。

彼と価値観が重なることはこれからもないだろう。ただだからといって彼と会わないわけではない。価値観に良いも悪いもない。ただ多様にあるだけ。

いつのまにか変わっても、いつまでも変わらない関係がいいんだと思う。


そうえいば、夜空と交差する森の映画祭2019のコンセプトも「いつのまにか」だった。

季節が変わるように滑らかに、人々は歳を重ね、ものごころをつかせ、たくさんのことを考えるようになる。そんな、いつのまにかうつろいゆく世界の中にも、本当は変わらないものはいるよね、ということが2019のテーマ。変わらないものとは何なのかを問うことで、いつのまにか忘れかけていた色々なことをふと思い出してしまう、そんな森の映画祭2019を目指しております。(公式HPより)

今年は9月21日(土)からオールナイト、場所は沼津にある泊まれる公園「INN THE PARK」で開催される。

チケットもすでに発売中。7月22日(月)までは早割でお得だ。

さらに7月27日(土)には『森の映画祭2019』参加者のプレ交流会も実施される。森の映画祭に初めて行く人も安心して仲間を見つけられる。


・・・あら、いつのまにか、すっかり宣伝になってしまった。


それではまた。






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真央

真央と書いて、まさおと読みます。会社員をしながら、たまにライターをしてます。教育、進学、映画、渋谷周辺、飲み屋、の話が多め。「日刊かきあつめ」という駆け出しのライターたちによる毎日更新の共同マガジンをやっております。

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ありんこが撮影した写真を、みんなのフォトギャラリーから引用してくださったクリエイターさんたちのnoteまとめ。 写真を使ってもらえて嬉しいです。 (随時追加してます。追加しそびれがあったらこっそり教えてください...)
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