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「水も滴るいい女」が見たい!雨に濡れる美女が出てくる邦画6本

水も滴る:美男、美女の形容に使われる表現。(weblio辞書より)

雨の日は退屈だ。

外出が好きな筆者も、雨の日ばかりは濡れることを恐れて自宅にいることが多い。窓の外に見える街灯から雨が滴るのを眺めながら、「雨が止んだらどこに行こう?」と妄想に浸って時間を過ごす。

ところで美男、美女を表現する時に「水も滴る」という。

その語源ははっきりしていないが、元々は歌舞伎役者が顔に塗っていた「蜜」が滴る様子からきていて、「蜜」がいつのまにか「水」になったらしい。

語源はともかくとしても、物理的に雨に濡れた、水が滴っている女性は魅力的だ。しかし、雨の日にわざわざ「濡れた美女」を探しに出かけるなんて馬鹿な真似はしたくない。

そこで今回は「雨に濡れる美女に心魅かれる邦画6本」を紹介しよう。

・恋は雨上がりのように-小松奈々

ケガで夢を絶たれたクールな女子高生が恋をしたのは、バツイチ子持ちのファミレス店長。まっすぐな女子高生とさえない中年男性が織りなす人生の雨宿りストーリー。

女子高生・あきらを演じるのは、クールビューティが似合う小松奈々。雨に濡れながらもまっすぐに自分を貫く彼女の姿は心を打つ。雨の中でもぱっちりと開いた大きな瞳が印象的。

・天使の恋―佐々木希

当時中高生の間で人気を博した携帯小説を実写映画化。過去のトラウマから人を信用できなくなった女子高生・理央と大学講師・光輝との運命的で純粋な恋を描く。

明るく純粋で真っすぐな理央を好演した佐々木希。物語の重要な場面は大抵雨なので、水も滴るいい女は出現率は多め。特に最後の駅のシーンで、土砂降りの雨と溢れ出す涙でもいい女が崩れないのはさすが。

・ストロベリーナイトー竹内結子

ノンキャリアから警視庁捜査一課にのし上がった女性刑事・姫川が連続殺人事件に挑む中で、愛と憎悪が交差するミステリーヒューマンドラマ。

映画全体を通じて雨のシーンが多く、暗く重い展開が続く本作。しかし雨に濡れながらも立ち向かう姿に、大人の女性らしい竹内結子の魅力が溢れる。映画のジャケットにもなっているシーンは要チェック。

・箱入り息子の恋ー夏帆

内気で恋愛経験のない35歳の独身男・健太郎が、目の不自由な女性に恋をしたことから変化していく姿を描くラブコメディ。

目の見えない女性・奈緒子を演じた夏帆。健太郎(星野源)との出会いのシーン、ベランダで彼に恋い焦がれるシーンでは見事なびしょ濡れを披露。雨が滴る姿は、彼女の透明感をより一層引き立てる

・ナラタージュ―有村架純

妻帯者の高校教師と彼に想いを寄せていた元生徒が時を経て再会し、当時の想いを再燃させ禁断の恋を突き進む様子を描くラブストーリー。

「雨が降るたびに、思い出す・・・」という言葉の通り、こちらも雨が印象的な映画だが、雨濡れ以外にも、浴室での水濡れも披露。他の作品では見れない「水も滴る有村架純」を見れる。

・50回目のファーストキス―長澤まさみ

ハワイで暮らすプレイボーイが本気で恋をしたのは、記憶が一日しか持たない障害を抱えた美女。彼女をあらゆる手段で口説き落とし、毎日恋に落ちてファーストキスを繰り返すが…。

たくさんのキスシーンがある本作品で一番印象的なキスは、土砂降りの雨の中で。雨に打たれながらも、悲しみと決意を込めて、忘れられないファーストキスをしようとする姿に心打たれる。


***

いかがだろう。

映画において雨は、物語の重要なシーンや、登場人物の感情を表すのに用いられる。そのため雨に濡れるシーンは意外と多く、今回紹介した映画以外にも「水も滴るいい女」が出てくる映画はたくさんある

雨の日は自宅でおとなしく映画鑑賞をして、「水も滴るいい女」の魅力に心を奪われるのも良いかもしれない。


編集:円(えん)

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