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オルタナティブ回想記③

98年における日本のロック。

これはもう本当に素晴らしく芳醇な季節を迎えていました。

97年にデビューしていた中村一義を筆頭に、20代や10代の若く才能のあるアーティスト達が次々とデビューしていったのです。

ちょっと考えただけでもこのくらいw

すごすぎるメンツですよね。

なぜこんなことが起きたのかというと、

タワーレコードやHMVのような大型CDショップが全国に並ぶようになり、

また過去の名作達が軒並みリマスター盤としてCD発売されていった。

そんな事が90年代の前半に起きていたわけですが、

そういった世界中の音楽を聴く機会に恵まれた感性豊かな才能達が、

同タイミングで一斉に開花していった。

という見解が一般的です。

ユニコーンや、フリッパーズギターが作った日本のオルタナティブを

鮮やかに塗り替えた奇跡の年でした。

この後、2000年代に入ると

BUMP OF CHICKENやモンゴル800、HY、アジカンなどが台頭してくるわけです。

これはコレでいい流れなんですけど、

全体を通して日本のロックに足りないもの。

圧倒的に世界に対抗できていないものがあると

僕は思っています。

それは

『ルックス』

です。

(つづく)


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