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私たちは推し活をするべきか

 こんにちは、siroです。
皆さんは、推し活をしたことはありますか?
推し活は、オタクにとって栄養みたいなものですよね。
ただ、中には推し活をしていたけど辞めた人も多いはず。今回は、今オタクしている人と、元オタクの方に向けて、推し活をするべきか について書いていきます。

・メリット デメリット

 まずは、メリット デメリットについて。
メリット:欲求を満たして快を与えてくれる
デメリット:人としてのプライドで思いっきり楽しめなかったり、自分を騙している感がある

が主でしょうか。
このデメリット、結構大きいですが、得られる栄養は摂っておきたいものです。デメリットをどうにかして消せないでしょうか。

・推し活の敵  2大要因
 
1.自分を騙している感

 推しを、一般的な愛と比較して、どのような差があるのでしょうか。
一番大きな違いは、愛は双方向なのに対し、推しは一方通行だということでしょう。
もちろん、双方向的な愛が可能なら、それに越したことはないでしょうが、それには高いコストや条件が必要ですし、必ず手に入ることもないでしょう。
それなら、大きなリターンが望めずとも、ローコストの推しのほうが、コスパはいいのではないでしょうか。

 また、自分を騙している感を感じさせられるもう一つの要因として、キャラクターは現実にはいない などの”非現実さ”があげられるでしょう。
ただ、現実主義と非現実主義の差は、

現実主義=ローリスクローリターン
非現実主義=ハイリスクハイリターン

抽象化すると、これで説明できるぐらいしか差はありません。
つまり、多少非現実主義の考え方をしてもいいし、むしろ、ちょっとハイリスクハイリターンのほうが、非現実主義のほうが、人生は楽しくなると思います。(現実主義に意味はないのです)。
推し活は、非現実主義になる練習 にもなりえます。

以上が、自分を騙している感に対するカウンターです。


2.プライド

推し活の敵のもう一つは、プライドです。
オタクを見て「痛いなぁ」とか、「恥ずかしいな」って思うのは、思う側の自分のほうが人間性的に優位にいるという自信≒プライド に起因していると思います。
自分が痛い格好をしているのに、痛い格好をしている人を見て「痛いなぁ」とは思わないはずです。


さて、プライドは必要でしょうか。
プライドには、2種類があると思います。
一つは、主観的で絶対的なプライド。
「プライドが高いよね」って言われている人は、これだと思います。
ナルシスト みたいな。

もう一つは、客観的で相対的なプライド。
結果に基づく自信 とも言えます。マジで実績があって相応の自信もある人のことです。

主観的で絶対的なプライドは、根拠に基づいていないため、
”体積はあるけど密度の低い塔”
です。
一方、客観的で相対的なプライドは、根拠に基づいているため、
”体積は大きく、密度も高い塔”
です。

密度の低い塔は、下の方を揺さぶるだけで、すぐに崩れるでしょう。
例えば、他の人と数値で相対化して、劣等感を突きつけたり。
一方、密度の高い塔は、なかなか崩れません。
他者と相対化しても、負けた層だけ崩れます。
下のほうの、積み重ねてきた実績→自信は、なかなか崩れません。
※もちろんこれは両極端の話で、実際はベルカーブ状に分布していると思います。


ただ、これは密度の低い塔のデメリットの話。もちろんメリットも存在します。
低密度なので、低コストで高い塔が建設できるのです。
低密度でも、自信は自信です。圧倒的に高い自信は、自分をも勘違いさせて、自分の能力を引き出し、結果を出してしまうことも多々あります。
フレームを構築した後に、一気に塔の密度を上げるのです。
一般的に”成功者”と呼ばれる人達って、こんな感じである程度の絶対的な自信を持っているんだと思います。


はい、これを推し活で考えてみましょう。プライドは必要でしょうか。
推し活をするにおいて捨てる必要のあるプライドは、
恋愛 現実主義 (総括して)人として  のプライドですね。

それに、時間やお金の投資も必要になってくるでしょう。

プライドに関しては、私は、どれもなくてもかまわないというか、基本は推し活をするメリットに負けます。
ただ、コストは無視できないかもしれません。
推し活を傍らでやっている人にとっては特に痛手ですね。


なので結論は、
”かかるコストを視野に入れて、思いっきり楽しむ”
ですね。
とくに、推し活は快を得られるだけではなく、不必要なプライドを捨てたり非現実主義寄りになるのにうってつけの練習になることがわかりました。
the.オタク になる必要は全くないですけど、昔推し活をしてた人は、これを機にもう一度アニメイトに足を運んでみてはいかかですか?



~~
「じゃあ”私”はどのポジションなんじゃよ」って言われそうな文章ですね。私は、元オタです。浅いオタクだったんですけど、趣向が変わっていくとともに自然と自分から切り離されて行った感じ。
でも、名残も残っています。
声優さんのラジオを聴いたり、好きだった作品に反応しちゃったり。音泉いいですよね。

オタクと趣味ガチ勢の人の差って、何でしょう。
やっぱり、その人から受ける印象の差でしょうか。
それなら”上品なオタク部”を設立してイメージ改革です。
頑張りましょう /"^3^!?




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