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無題

タイトルを付けて、
それからいざ書こうとすると
どうしても書けなくなってしまう。
タイトルが私の思考を、言葉を、
縛り付けて結局のところ消化不良に終わる。

小難しく言ってみたかっただけなのだが
つまりは頭がカタイ。
なんか、イヤな感じの真面目さだなあ
と思ってしまう。
真面目というか柔軟性に欠けているというか。

うーん、何ともつまらない!

だから今回は無題から
書き始めてみることにした。

それならこんな私でも
何か書けるんじゃないかと。
私の中では大きな一歩だ。

頭の中で行き場を失くして
かけまわっては、絡まる言葉たちを、
どうにか外に出したくて
始めてみたnote。

けどもいざ文章にしようとすると、
これがどうにもうまくいかない。
なぜなんだー!
言葉たちはちゃんと生きていた
私の頭の中では息をしていたのに!

それなのにこうして文章になって
公になった瞬間、言葉たちは呼吸を止め、
ただの「文字」になってしまったような気がする。 気がするだけなのだけど。

つまるところ、生き生きしていない。

例えて言うなら天空の城ラピュタの、
ポムじいさんが飛行石を割るシーン。

外気に触れた瞬間、
飛行石のキレイな瑠璃色が
光を失い 消えていく。
あのイメージ。

"ラピュタ"を知らないぞ、という人は
こんな文章を読んでいるより
早急にTUTAYAへ向かってくれ!
色んな意味で胸がギュッとなるこの
名作を知らずして明日を迎えるなんて、
そんなことあってはいけない。

今観ておけば、
友達間や合コンでのジブリトークで
一度は出てくるであろうキーワード、
"バルス"に、「それって何?」と
いちいち反応しなくて済むし、
金曜ロードショーの際に、ツイッターで
「バルス!」と呟くことができる。
そんなトークあるかは分からないが、
円滑なジブリコミュニケーションになること間違いない。


なんだか話が大きくズレてしまったが
要するに文章を書くってむずかしい!

そんなことを考えていると、はや深夜2時。
いかにもな時間帯で笑ってしまうが
温かさが残る、
生きた言葉を紡げるようになりたい。

とりあえず技量うんぬんは置いておいて
新鮮な感覚を、その時に感じたまま
残しておきたいのだ

必死で覚えた英単語のことから
第2ボタンをもらおうと
心して挑んだ16歳の初春の記憶まで。
残しておけばよかった。

今ではどれももう、
ぼんやりとしてしまったけれど。

まあ、のちのち見返してみて
小っ恥ずかしい気持ちになること
間違いないのは目に見えているし、
もうすでに少し、この行為を
後悔し始めてしまっている。

それでも
"書き留めておく"
って、きっと大事なことなんだろう。

忘れてしまいたくない

そして
「ふーん、この人こんなこと考えてるんだ」
「なんか変なこと言ってるな」
ぐらいに思ってもらえればそれでいい。

賞賛や批判が欲しいわけではない。

色んな感想や評価があるのは
当然のことなのだろうけど、
ただ、私の中の
表面化していないであろう部分が
伝わればいいな、知ってほしいな
そんなエゴが、ちょっぴりある。

なんやかんや小難しいことを
言ったり考えてみたりしたが
結果残されたのは充足感ではなく、
ズンとした疲労。

何だったんだ、この3時間。

間違いなく、もう寝た方がいい

でも、無駄ではなかったと思う。
きっとそうだ

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