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小説「潜れ!!モグリール治療院~第11話 腕力、体力、破壊力、このみっつが大事~」

町に帰還した冒険者は血と泥を落とすために盛大に水を掛けられるわけだけど、冒険期間が長くなると不思議と手続きが増える。荷物の確認に戦利品の確認に加えて、病気や怪我の確認、邪悪な魔法を掛けられて洗脳されてないか、更には亜人種族の子種や寄生生物の卵を宿してないかの確認をされるのだ。

町の住人に危害が加えられないように、ということだそうで、衛兵が言うには何年も前にサイクロプスっていう単眼巨躯の亜人種族に孕まされた女冒険者が、後々すごくでっかい大暴れする巨大な赤ちゃんを産んで大変だったのがきっかけ。その年は人類史上初めての巨大な赤ちゃんによる死者を出した年になったのだとか。
巨大な赤ちゃんは恐ろしい。手加減なしの純粋な暴力で椅子や机を投げつけ、倫理観の一切ない遊び心だけで手足や首を捻じり、興味がわいたものはなんでも口に入れて噛み砕いてしまう。その鳴き声は鼓膜を破るほどに大きく、朝も夜も関係なく炸裂させ、危うく町が滅んでしまう程の被害が出た。
おまけに相手は赤ちゃんなので、討伐しようにもなんか人間としての基本的な道徳心が足を引っ張って、揃いも揃って剣や槍を振りかざせないでいたところを、ふらっと現われて一撃のもとに頭をかち割って人間を勝利に導いたのが、

「なんか熊の毛皮を着たやべー奴だったよ」
「あ、それ多分うちの兄」

おそらく私のお兄ちゃん。
熊の毛皮をまとった狂戦士といえば、世界がいかに広くても、そんなに多くいるはずがない。私も狼の毛皮をまとった狂戦士ウルフヘズナルで、多分世界にふたりといない強くてかわいい女戦士だけど、熊の毛皮をまとった狂戦士ビョルンセルクも私のお兄ちゃんくらい。
ちなみにおとうさんは虎、おかあさんは狐、じいちゃんはセイウチの毛皮を被っている狂戦士。みんなかわいい上に化け物みたいに強い。

「ヤミーちゃん、お兄さんがいたの?」
「うん、強いよ」
「家族関係を訊いて、すぐに強さで答えるところがヤミーちゃんらしくていいね」
「ヤミーちゃん、脳筋だからねー」
そんな失礼なことを言ってるのは、私と今のところパーティーを組んでいる偽造師のクアック・サルバーと、どぶさらいのヤーブロッコ。
クアック・サルバーは詐欺と書類偽造の専門家で、ヤーブロッコは素材集めと落とし物拾いの名人。そして私は戦闘担当のヤミーちゃん。
もしここに他に誰か加えるとしたら回復担当か防御担当がいいなと思う。


それにしてもだ。狼の毛皮の回収という大事な用事があるとはいえ、もう随分と待たされているのだ。
目の前にはでっかい蛇のような列が作られていて、もうかれこれ数時間、町の入り口の門の前で立たされている。めんどくさいから壁をよじ登って入ってもいいんだけど、それをするとまた別のめんどくさいとが待ってる。人間社会はめんどくさいことばっかりで、クアック・サルバーに言わせれば、めんどくさい仕組みとめんどくさい手続きを用いて管理するくらいしないと、そもそもめんどくさい集団生活など出来ないめんどくさい生き物なのだ、人間というのは。

「もー! 待つの飽きた!」
「ちなみに冒険者も熟練者になると、ほとんど町に帰ることが無くなる。その理由のひとつがこれだよ」
クアック・サルバーも冒険者の町スルークハウゼンに帰るのは数ヶ月ぶり、私も色々あって1ヶ月ぶり。
町に帰る度にこんなに待たされるんだったら、町の外で暮らして商人相手に密売した方がいいかもしれない。実際にそういう活動をしている冒険者も結構な人数いて、野営主体の冒険者向けの商人もいて、そういう診療所もあって、町での手続きを代わりにやってくれる代行者もいる。
ただし、お金も相場より高く払わなきゃいけないから、手間を惜しむかお金を惜しむかの、どっちも嫌な二択を迫られちゃうわけだけど。

「でもさあヤミーちゃん、俺たちなんて1日中ぼーっとっこで突っ立ってなきゃいけないんだぜ」
立ってるだけでいい仕事なんて楽そうだなって思うけど、衛兵は衛兵で大変らしい。
「ま、俺は立ったまま寝れるから楽勝だけどね」
やっぱり楽じゃんか! 嘘つき!


その後も地面に絵を描いたり、壁のちょっとした出っ張りを摘まんでぶら下がり続けたり、意味もなくその辺りを走り回ったり、ひたすら壁や柱を殴り続けたり、いよいよやることもなくなって地べたに寝転がったりして暇を潰すこと数時間、大蛇のような列は輪切りの肉みたいに検査を終えて、ようやく私たちの番。
特に怪我もしてないし、病気にもなってないし、変なものも食べてないので検査は割と調子よく進んで、最後に待っていたのが問題の検査、いわゆる貞操の検査。

「お待たせしました、貞操委員会の者でぶー」

待っていたのは警吏のような制服を着た男がひとりと、螺旋状の角が生えた真っ白い馬が1頭。
彼らは貞操委員会という冒険者ギルドに任命された検査係で、馬はユニコーンというごく稀に生まれてくる突然変異種。ちなみに角が2本生えたバイコーンとか翼が生えたペガサスとかもいるけど、なんでそんな馬が生まれてくるのかはよくわかってない。
「そしてユニコーンは純潔の乙女を好むんでぶー」
そう説明するのは貞操委員会のゲスナー。背が低くて全身がでっぷりと太った、いかにもお役人って雰囲気の中年男。
でも太ってるからって、語尾をでぶーにする必要はない。そこまで徹底するこだわりなんなの。
「ユニコーンは乙女には懐くけど、非処女には懐かないでぶー。だからユニコーンの反応で貞操を検査するのが、一番手っ取り早いんでぶー」
ユニコーンはぶふーぶふーと鼻息を荒くしながら、まずヤーブロッコの臭いを嗅いでいる。
「ちなみに男には懐かないでぶが、数日以内に性行為をした男は後ろ足で蹴る、していない男は噛みつく程度の手加減はしてくれるでぶー」
「いたたたたた!」
手加減はされていても相当痛いみたいで、ヤーブロッコが手を噛まれて悶絶している。

なんか大変だなあって思いながら眺めていると、服も装備も全然汚れていない若い男女の冒険者の一団が、へらへらと笑いながら通り過ぎていく。
「野営2日なんで通りまーす」
外で過ごした時間が2日程度だと亜人種族の子種や寄生生物の卵を抱えている心配は減るけど、しかし貞操委員会はただで素通りさせるほど目が節穴ではない。

「君たち、待つでぶー」

ゲスナーが冒険者たちに声を掛けた瞬間、その手から放たれた手錠と足枷が彼らの手足の自由を奪い、ヒヒンと大きく嘶いたユニコーンが思い切り若い男たちの顔を後ろ足で蹴飛ばして、女たちに噛みついて前足を何発も叩きつける。
そこそこに見た目の良い連中だったけど、あっという間にボロ雑巾のように叩きのめされた。意外と強いな、貞操委員会。
「たまにいるんでぶー。冒険に出てくるって行って、迷宮に行かずにその辺でそういうことばっかりしてる猿みたいな連中が! こちとら40年童貞やってるんでぶ! お前らのくっそ臭い精液には敏感なんでぶー! 舐めるでないでぶー!」
「……すみませんでした」
「そういうことは家か専用の宿屋でやれ! 金玉ぶっ潰すでぶよ!」
金玉は潰しちゃ駄目だと思う。男じゃないから痛みはよくわかんないけど。

「さて、コンラートがどんな反応を示すかは見ての通りでぶー。じゃあ、そっちのふたり、検査するでぶよ」
コンラートという名前のユニコーンは、ブヒヒンブヒヒンと鼻息を荒くしながら私たちに近づき、まずクアック・サルバーの臭いを嗅いで、何日も迷路に放り込まれた後のような、戸惑った顔をちらりと覗かせる。
「はい、これ。純潔証明書」
「クアック・サルバー、相変わらず煮ても焼いても食えない女でぶ……!」
「食べたことないでしょ、童貞坊や」
「ぐぬぬぬぬぬ……!」

書類偽造の達人が扱う書類は、本物か偽物か極めて判別しづらい。偽物ばかり扱っていては偽造師など信用してもらえない、本物も偽物もどちらも巧妙に扱うからこその偽造師なのだ。
だから今この場にある書類も、本物か偽物かわからない。しかもすぐに確認できるほど雑で簡素なものではなく、何人もの面倒な確認を必要とする複雑で精巧なもの。
「そういうわけでヤミーちゃん、私は先に酒場にでも行ってるから」
「えー! いいなー……」
ダークエルフであるクアック・サルバーは町に定住していない。普段は森の中で暮らしていて、時折集落や野営地を訪れては俗っぽい生活をして、また森に帰っていくのだという。
俗っぽいとは、要するにお酒と肉とお酒とお酒のこと。あと肉とお酒。

颯爽と酒場へと向かう背中に怨めしそうな眼差しを向けていると、コンラートが私の周りをぐるぐると歩いて、むふーと鼻から息を吐き出しながら、私に顔や角を押し付けてくる。なんだなんだ、このかわいい馬め。
「ユニコーンは純潔の乙女が大好きなんでぶー」
いや、さらっと私の貞操をばらすんじゃないよ、この童貞男は。

「そして我々、貞操委員会第6部隊、通称、乙女の純潔守り隊は汚れなき処女を崇め奉っているのである!」
「声がでかい!」
私の拳が顔にめり込んで前歯が2本ほど欠けたものの、ゲスナーの勢いは止まらない。
「処女は一度も敵兵の侵入を許していない砦も同然、或いは新築の住居と同じ、非常に価値が高いと貞操委員会では見なしているのでぶ。もちろん社会風紀的な意味でも、風紀を乱さないありがたい存在なのでぶ。その点君は、体格も色情を湧き起こさせない清楚体型で理想的でぶー」
さり気なく私の体型を馬鹿にしたな、この童貞肉饅頭。

「なるほど、ヤミーちゃんは処女」
「見た目は上々、強さは特上、問題はあの強さをどう攻略するかだな」
「顎を割られるくらいなら俺は覚悟が出来てる」
「ちょっと誰か土下座で頼み込んでみろよ」
ほら、ただでさえ常識と倫理観が欠落してる冒険者たちが獣の目になってるじゃないか。今すぐ娼館に行って、技術と経験たっぷりのお姉様方に相手してもらってこい、この獣共。

獣たちを追い払うように睨みつけて、童貞肉饅頭に向き直る。
「あとね、そもそも、女の魅力はそんなことでは決まらないの」
例えば私のおかあさんは10人近く子どもを産んでるけど、強くて立派な母親だ。腹筋なんて岩肌くらいしっかり割れてごつごつしてるし、背も私より頭ひとつは高いし、おとうさんやじいちゃん程ではないけど拳もハンマーくらい硬くて強い。その腕で首を万力みたいに締め上げてからの拳の連打なんて生きた心地がしない。
真正面から素手で熊を仕留めた時には、なんてかっこいいんだろうって憧れまで抱いたくらい。
母は強しって言葉を地でいくのが私のおかあさん。
「だから女の魅力を処女かどうかで決めない方がいいと思うよ、腕力、体力、破壊力、このみっつが大事だもん」
「ヤミーちゃんの基準はちょっとおかしいでぶ」
おかしくない、少なくとも私の故郷では子どもからお年寄りまで強さが絶対の魅力なのだ。

これだから都会の人間は、と内心ちょっと憤慨していると、コンラートが更に私に擦りついてきて、角を触ってほしそうに私の目の前で上下に揺らす。
ユニコーンの角は昔から神聖なものとされていて、あらゆる毒や病を癒す力があるという。私の故郷ノルドヘイムにも伝わるくらいには有名な話で、ユニコーンの角と称してセイウチの牙を売ろうとする密猟者がたまに現れたこともある。その密猟者は、セイウチの毛皮をまとったじいちゃんをセイウチと勘違いして狩ろうとして、反対に返り討ちに遭って五体を引き裂かれちゃったけど。
私も密猟者で何度か頭蓋をかち割る練習をしたものだ。懐かしいなあ、じいちゃん元気かな。風邪は引きそうにないけど。

布団よりも遥かに分厚い雪に覆われた故郷を思い浮かべながら、ユニコーンの角を触ってみると、角は螺旋状の厳つい見た目に反して、感触はどちらかというと柔らかく、構造はよくわからないけど掴むと内側から押し出すような反発力がある。
さらに触り続けていると、表面はどんどん硬くなり、心なしか太さも長さも増しているような気がする。
いや、実際に明らかに大きくなっているのだ。ユニコーンの角が倍近い大きさになった瞬間、コンラートがブヒヒンと嘶いて、角の尖端から真っ白いどろっとした液体を吐き出したのだ。
「おっと、もったいない、もったいない」
ゲスナーが手早くバケツを取り出して液体を受け止め、最後の一滴までバケツの中に溜めて、すぐに布で蓋をする。

「おえっ、くっせぇ! でもこれが薬屋に高く売れるんでぶ」
「そうなの?」
「ユニコーンの薬液は万能薬になるんでぶ」


ユニコーンの角。
神聖な生き物であるユニコーンの角には解毒作用があると伝えられているが、実際に解毒作用を持つのは角から滲み出る薬液の方。薬液は白く臭く、魚の内臓のような鼻を覆いたくなる臭いを発するものの、その薬効は非常に高い。茸や蛇などの持つ毒、鼠や蚊を媒介にした伝染病、熱病、盲目に麻痺に石化、あらゆる病に効くといわれている。
ユニコーンの角から採取した薬液を10倍から100倍に希釈した治療薬は、冒険者の必需品らしく比較的安価で取引されるものの、その利益は莫大でユニコーン商売に手を染めた者は一代で莫大な富を築くのだとか。
貞操委員会もユニコーン商売に手を染めていて、その利益は委員会の活動資金に風紀を守るための宣伝費用、風俗街での避妊具の配布、その他あれこれと社会風紀のために使われている。


「そしてユニコーン商売を支えているのが、角絞り業に従事する乙女の皆様なのでぶー。でも最近はお疲れ気味なのか、いつも死んだ魚みたいな眼をしてるでぶ」
ユニコーンは純潔の乙女にしか懐かない、ゆえに乙女でなければ角を触らせてくれないのだという。なるほど、確かに乙女じゃないと出来ない仕事だ。

……ん?

「どうしたんでぶか、ヤミーちゃん」
「なんで角から液体が出るの? 角って骨でしょ」
蛇は牙から毒を打ち込むし、角から薬液が出るのもありえない話じゃないんだけど、なんか違和感がある。なんていうか絞るっていう言い回しとか、死んだ魚の眼をしてることとか、角を触った時の感触とか。
改めて角を触ってみると、明らかに先程よりも硬さで劣り、どちらかというと柔らかく、骨というよりは蛇、蛇というよりは細めの腕に近い。
「ユニコーンの角は骨じゃないでぶよ」
え? 骨じゃないの?
「ユニコーンの角は生殖器、わかりやすくいうとちんちんでぶ」
「気持ち悪っ!」
「ちんちんは気持ち悪くないでぶ! 百歩譲っておっさんのちんちんが汚いとしても、ユニコーンの角は気持ち悪いものではないでぶ!」

いや、なに言ってんの、この肉童貞。ちんちんはちんちんだから。
「まったくもう……」
呆れるような言い分に溜息を吐きながら、足元にある角に視線を落とす。角はまるで病人のようにぐったりと曲がり、力無く地面に搾りかすみたいに薬液を垂れ流している。
はて、どうして私の足元にユニコーンの角が落ちているのか……?

「コンラート! コンラート! しっかりするでぶよ!」
「あばばばば……」

少し離れた場所では角の本体が泡を吹きながら倒れていて、ゲスナーが慌てて駆け寄って角の切断面にさっき採取した薬液の原液を掛けている。
「これで早く治すでぶよ! おえっ、くっせおぼぼぉぉぉぉぉ!」
希釈しないと使い物にならない理由も納得の臭さ。扱いに慣れてるゲスナーでさえ、痛飲した酔っ払いみたいな盛大な吐瀉物を、噴水みたいに吐き出し
ている。
ところでユニコーンの角にあるのは、あくまでも解毒作用であって傷を治す効果は無かったと思うけど、それに気づかずにせっせと臭い液体を掛け続けているあたり、ゲスナーの混乱具合が見て取れる。

そしてこんな混乱の中、私に出来ることといえば、

「あっ、逃げた!」

どさくさに紛れて町中へと駆けていくことくらいなのだ。ごめん、ユニコーン。でもちんちんを押し付けるのだけは、二度とするんじゃない。
ついうっかり力が入って、角を引き千切っちゃうかもしれないもん。


~ ~ ~ ~ ~ ~


「ヤミーちゃん、復っ活っ!」

居候先で洗濯したままにしていた狼の毛皮を被る。
やっぱり狼の毛皮はいい。ただでさえモフモフでかわいくて最高だけど、尻尾まで付いてるのが素晴らし過ぎる。
長らく本調子でなかったせいで色々苦戦してたけど、狼の毛皮を身に着けた私はこれまでの倍は強い。私は強い、なぜなら強いから!

うおーって雄叫びのように吠えて、全身にみなぎる力をぐっと手足に込めて、ユニコーンの角を弁償しろって言われる前に町の外へと飛び出したのだった。


(続く)


<今回のゲスト冒険者>

コンラート
性別:男(馬) 年齢:12歳 職業:ユニコーン

【種族解説】
▷馬の中には稀に角や翼を持って生まれる個体がいる。大体貴族に飼われるが、まれに野良の希少馬もいる。

【クラス解説】
▷角の生えた馬で穢れなき乙女を好む。基本的にすごく獰猛。

【クラススキル】
☆解毒の角
➡解毒効果を持つ角から出る薬液で、様々な状態異常から回復させる

【主要スキル】
・処女鑑定
➡乙女か否かを判定する、裁判くらいでしか役に立たないが……
・憤怒
➡処女鑑定の後、乙女でなかった場合に強力な攻撃を繰り出す

【装備】
☆ユニコーンの角(頭装備、固定)
⇨頭に生えた螺旋状の生殖器、武器でもあり弱点でもある


ゲスナー
性別:男 年齢:40歳 職業:貞操委員会

【クラス解説】
▷貞操を重んじて風紀を守る役所の一部門。服の素材から露出具合まで暴走しがちなのが難点。

【クラススキル】
☆風紀の乱れは許さない
➡風紀を乱した者に対しての拘束率が上がる

【主要スキル】
・理想的男女交際のすゝめ
➡いわゆる寝言その1、ただし演説中の暴力行為には一定の攻撃力あり
・婚前交渉禁止令
➡いわゆる寝言その2、ただし命令中の暴力行為には一定の攻撃力あり

【装備】
・手錠(武器・特殊)
⇨片腕ないし両腕に嵌めて動きを封じる鎖付きの鉄輪
・足枷(武器・特殊)
⇨片足に嵌めて動きを封じる鉄球状の重りつきの鉄輪


ー ー ー ー ー ー


というわけでモグリール第11話です。
ユニコーンの角がちんちんだったら嫌だなって発想から書きました。いわゆる下ネタですね。あんまり下品にならないように頑張りました。
頑張る方向性間違ってんのよ、デッポコちゃん。

さて、ヤミーちゃんの冒険準備が整いました。
整ったのはいいんだけど、どうやってモグリールと合流させようか全然決めてません。(このシリーズ、迷宮や町の設定以外は何も考えずに行き当たりばったりで作ってます)

がんばります、ふんす!