憧れてた海外④ 帰国編
海外への憧れが強すぎて1年間海外で生活してみた話です
注意:20年以上前の話です
前回のお話はこちらから
無事に帰国そして…
オーストラリアで肉と甘々のお菓子を食べてた私は10キロくらい太って帰国。
なんか外国人の匂いがする…と言われながら、とりあえずお金が尽きてしまったのでアルバイト生活をしつつ、自分はこういうものだと言えるものってなんだろう…と考える日々。
たぶんもうあの子たちとも会うこともないし、海外に行くこともないかもしれない。
誰に言うわけでもないけどそれでも私はこうなのよ!っていう何かがあるといいなぁ…私もあの子たちみたいになりたいなあ…と。
日本のことも聞かれたけどちゃんと答えられなかったし…なんにも知らないな…
できたら日本っぽいことやりたいなあ…
職安に行ったりネットで検索してみたり(20年前なので今より情報が少ない)求人を見たら着物を染める仕事だとか靴職人だとか食品サンプルなどがあったりして、どれもいいけどなんかピンとこない…
そんな時ふと見たテレビに映った和菓子職人を見て
「これだ!!見つけた!!わたし、これになる!!」
もう次の日京都へ向かっているのでした。
最後に
和菓子職人になる前は本当に何にもなくて、海外でも色々迷惑かけてやらかすし、色んなことあったけど、あの子たちの働く姿見たり、あの旅がなければ自分が何かになろうなんて思わなかったかもしれません。
何者になる必要もないし、それでも生きていけるから。
でも羨ましかった、自分はこうだと言える姿が素敵で。かっこよかった。
最後に、おばあちゃんはもう亡くなってるだろうし、誰も覚えてないかもしれない。
それでももし会えたらこう言いたい
「わたし、和菓子職人になったよ」
↑勢いよく京都へ行くも出鼻くじかれそうになる話に繋がります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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