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自己破産すると、マイカーはどうなるのか?

自己破産をするにあたり、ネックになってくるのが、マイカーです。

車もひとつの財産なわけですが、自己破産をするにあたり、なくなってしまう恐れがあります。

自己破産をしなければならない状況にあり、手続きをしたいが、マイカーがなくなるのは困る…。

では、どのような条件でマイカーを失ってしまうのか?

今回はこのことについて、私の経験も踏まえて書いていきたいと思います。


ローンが残ってると、回収されます。

まず結論をいうと、確実にマイカーを没収される条件として、ローンが残っている場合です。
ローンが残っている場合、その車の所有権はローン会社にあります。

自己破産をすると、ローンが払えなくなるので、所有権のあるローン会社へ返却しないといけません。

私の場合もこのパターンで、2台所有しているうち1台がローンが残っていました。自己破産の手続きをするにあたり、弁護士さんから債権者へ受任通知を送ってもらうのですが、受任通知をローン会社へ送っていただいて、およそ2週間ほどして車のローン会社より、車を回収に来ますと連絡があり、受任通知を送ってからおよそ1ヶ月くらいに回収に来られました。


どのようにして車を回収されていくのか?回収までの流れについて

では、実際どのような流れで回収されていくのかについて。

まずは、事前準備として車の掃除ですね。
車の中に置いてる私物をすべて取り出します。
それから、洗車場へ行き洗車をして、内装も100円掃除機でキレイにします。

まあ、かならず、する必要はないのでしょうが、マイカーとの別れでもありますし、販売店やローン会社さんへのせめてものお詫びというか。

ひとつのご挨拶のようなものでしょうかね…。

それから、回収日当日。

回収に来られたのは、ローン会社から委託された業者さんで、普通にその辺で中古車販売やってるような風貌の方です。

小型トレーラーで来られました。

まず、回収する車をリストを見ながらチェックしていきます。

車のボディやタイヤなどの外観、ボンネットを開けてエンジン内、つぎにドアをひと通り開けて内装のチェックと車をくまなくリストに書き込みながらチェックしていきます。

すべての車のチェックが終わったら、そのリストに私の名前と印鑑を押して、終了です。

時間にして、およそ30分ほどですかね。

そこからトレーラーの荷台に車を載せて、
はい、さようなら…となります。

これで、終わりです。

意外に短時間であっさりと終わりました。

…というような流れで回収されていくわけです。

これが、私の場合ですね。


マイカーを手放さなくてよいケース

自己破産をするにあたり、かならずしもマイカーを手放さなくてよいケースもあります。

それは、、

ローンを完済している場合、かつ、年式が5年以上経過して、査定額が20万円以下である場合ですね。

この条件を満たしていれば、そのまま残すことができます。

私の場合もこのパターンにあてはまりまして、冒頭でも書いてましたが、2台所有していて1台は回収されましたが、もう1台がこちらのパターンで残すことができ、現在でも乗り続けています。

このマイカーの場合、ローンは完済、年式が15年ほど前の査定額もでないという古い車です。

この場合は、そのまま車を所有し、乗り続けることが可能です。

もうひとつは、、

残ったローンを別世帯の親族に支払ってもらう場合です。

自己破産をするとなると、基本的にどこかにだけローン返済をすることはできません。

なので、自分ではなく別世帯の親族にお願いして完済してもらえれば問題ありません。

しかし、その車の査定額が20万円以下であることが条件となりますので、もし親族へ支払いをしてもらえるのなら、事前に車の査定をしてもらい20万円以下であるのか確認をしておきましょう。


おわりに

ということで、今回は自己破産する場合、マイカーはどうなってしまうのか?について書いてみました。

ローンの有無や車の査定額などの状況により、マイカーを手放さなくてならない可能性があります。

それも含めて、弁護士さんへ相談しながら解決策を見つけていくしかないですね。

よりくわしい情報は、
「自己破産 車」みたいなキーワードで検索すると、さまざまな法律事務所が出てくると思いますので、そちらを参考にしてみてください。

それでは、この辺で…。

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