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日々を彩るFIVE NEW OLDの世界~One More Dripの音楽~

FIVE NEW OLDの勢いがどんどん加速している!!

そう感じ始めたのは、昨年後半頃からだろうか


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FIVE NEW OLDとは?★

 説明よりもまずは一曲 ↓ ↓ 

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CMタイアップ曲が次々に発表され、

ボーカルHIROSHI氏のドラマ出演、主題歌担当

急な展開に驚いたファンは私だけではないと思う

大好きなバンドに注目が集まり、周知されていくのは

とてもうれしい!

だけど・・・


特に「タイアップ」というものには

音楽ファンとして、多少“アレルギー”を持ってしまう

今までも、楽曲が好きで聴き始めたアーチスト達が

世間に認知されるようになり、音楽番組等の出演が増え、

そしてCMやドラマ主題歌のタイアップが続々と増えた中、

だんだん作られる楽曲が変わっていく様を見てきた

キャッチーな歌詞やメロディの「一般ウケ」する曲、

CMやドラマに合わせて設計された曲たちは

既に、私が好きな曲ではなくなっていたことも数知れず・・・


4月7日にFIVE NEW OLDの新譜『MUSIC WARDROBE』が発売された。

久しぶりのNEW アルバムが楽しみでたまらなかった反面、

「CMタイアップ3曲、ドラマ主題歌1曲」

やはりそこが引っかかる。

不意にテレビから流れてくるCMに「あっ」と思っても

セリフにかき消されたり、あっという間に終わってしまう短さに

ほぼ、どんな曲かわからない状態

自分の“アレルギー”のせいで、

配信で聴ける環境があったにも関わらず

その曲達に触れることもせずにアルバムを手にした。

この1枚は、私を失望させるのか、それとも・・・


One More Drip
日常を少しだけ彩るような音楽を届けたい

というFIVE NEW OLD(以下、時々Fino)の「不変のコンセプト」に加えて、

今回のアルバムのテーマは

タイトル通り「音楽の衣装箱」

「クローゼットから服を選ぶように、FIVE NEW OLDの音楽を選び、
身にまとい、自分らしくいる時の相棒みたいになれたらうれしい」

という思いが込められているそう。

Finoらしい、よね。。。

期待と不安がないまぜになりながら、音の扉を開く。


インストも加えた全16曲

自粛期間中、ツアーは中止、思うような活動ができない中、

メンバー全員で楽曲制作に没頭して作ったというアルバム

それを聞いただけで

「もう、期待して大丈夫に決まってるじゃん!」なのだけど

それでも不安なひねくれた自分


でも!

しょっぱなから不安は見事に打ち砕かれた!

インスト「My House」からの「Summertime」

このインストは聴いたことがある・・・そうだ

昨年中止になってしまったビルボードライブ

その会場から配信ライブをしてくれた時に演奏してくれた

今から何か始まるような、不安と期待が入り交じったような、

そう、まるで今の自分そのもののような曲

そして「Summertime」

朝の陽射しを浴びているようなイントロから

HIROSHI氏の伸びやかな声が響く

ああ、Finoの音だ!

もう心を掴まれた

いいなあこの曲。

特にサビがFinoらしくてオシャレ、

これをCMに使ってもよかったんじゃないの?

なんて思いながら、やっと手に入れた

タワレコ店員さん手作りのフリーペーパーを眺める

・・・え?これがCMタイアップ曲なんだ!!!・・・

(このCMは見ていなかったので、全然知らなかった)


「CMタイアップ曲は企画で作られたもので、たいていの場合

そのアーチストの魅力を半減させてしまう」という

私の先入観は見事に破壊されてしまった。

なに、この完成度、Finoの魅力がこれでもか!と詰まっている。


そこからはもう「期待」しかない。


不安だったCMタイアップ曲「Breathin'」「Light of Hope」を

初めて通して聴いた。

すごい、こんな曲だったんだ。

Finoが全開になりつつも、「確かにこのCMらしい」部分も確かにあって

曲として聴いても、CMを見ながら聴いても、どちらも裏切らない。

ドラマ主題歌「Hallelujah」は、より歌詞の世界観が鮮やかになる。

日本語歌詞がメインの曲は「Vent」に続いて2曲目

FIVE NEW OLDの曲は、今までほぼ英語詞の曲で

時々ふっと日本語詞が紛れている(笑)くらいなんだけど

HIROSHI氏が歌うと、英語と日本語の境界線が曖昧で

「英語で歌ってる」という妙な気構えしなくても聴ける曲ばかりで

いつも不思議な雰囲気に包まれる。

まるで「音の一部」になっているような・・・

それでも、歌詞の意味は、と考えた時に、

ダイレクトに伝わるのはやっぱり母国語。

ちゃんと一緒に歌えるのも、ちょっとうれしい(笑)


最初はタイアップにこだわってしまった私だけど

『MUSIC WARDROBE』は、もちろんそれだけじゃない。

先行でシングル発売されて耳馴染みしている

「Don't Be Someone Else」や

「Chemical Heart  feat. Masato from coldrain」「Vent」

改めてじっくり聴くと、気づかなかった部分に「おおっ」となったりする

いつも新しい発見があるのも、Finoの魅力のひとつ



そして何より、私がこの新譜の肝だと思ったのが

今回初めて聴いた新曲たち。

爽やかなんだけど疾走感に溢れていて

「ドライブで聴きたいなあ」と思ったらタイトルが真逆の

「Sleep in Till The Afternoon」

最初に聴いた時からメロディの美しさに「この曲好き!」と思った

「How To Take My Heart Out」

もともとパンクバンドだったというFIVE NEW OLDの一面がみえる

「Knock Me Out」

そして、言われてみれば今まではあまりなかった壮大なバラード曲

でも、なかったということが不思議なくらい

しっくりときて、じんわり心にしみわたる「Moment」


それから、まるで場面転換のための如く存在するインスト曲たち。

この全てが合わさって、1曲目から順番に聴いていくと

ひとつの物語を夢中で読み進めているような気持ちになる。


個人的な「もうひとつの楽しみ方」としては

朝・昼下がり・夕方・夜、と時間別に楽しむ曲を選ぶこと。

例えば、いまは毎朝必ずこれを聴いてから仕事を始めている。


毎日のルーティンにFinoの曲がある。

それだけで、同じような日々に彩りが加わる。

まさに、『MUSIC WARDROBE』そして「One More Drip」

いま、毎日が極彩色に彩られているのを感じている。


ファン、と名乗っているが、実は私のFino Crew歴は短くて

出会ってまだ2年と少し。

出会いはなかなか衝撃的。またいつか書けたらいいな。

そしていつの日か必ず、彼らの生音をこの耳で聴きたい。







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