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2023年! 新しい習い事を始めて、ドキドキな最近の出来事について


今、なぜ習い事を始めて、それがお囃子だったのか?

なぜ、今お囃子だったのか?というと、元々は、子供の時に地元でお囃子を習っていたが、すごーく長い間、参加できなかった。中学生までは夏休み、冬休みの練習にも通い、大きな太鼓の方も叩けるようになり、古参気味になっていたが、高校生それ以降になると地元を離れてしまったこともあり、どんどんお祭り遠ざかってしまった。

叩けるし、いつでも行けるよねと思っていたが、私の地元も急激な高齢化が進んでると両親から聞くようになった。
時折、「最近、お祭りってやってるの?」と尋ねてみると、「お祭りはやってるけど、叩く人がいないってみんな言ってるよ」と聞くことが多くなり、大人になって、お祭りが無くなってしまう寂しさや地域に目を向けられる余裕?的なことも相まって、何か心に引っかかったまま、更に時が過ぎた。

そしてコロナが始まり予想にもしない出来事を体験して、これはお囃子やらなきゃな!と思ったのが2022年の年末。
でもな〜?地元まで行くのが大変だし、平日行けないしとモヤモヤしながら年末年始を実家で過ごし2023年になった。

そんな1月のある日、仲良くしてもらっている宮司さんのSNSに「お囃子連中募集します!」の投稿が上がり、思わず「氏子さんじゃないけど参加できますか?」と返信している自分がいた。
すると、「大丈夫ですよ〜!」と軽い感じの(笑)お返事をいただいて、ゆるーい感じでお稽古に参加することが決まったのが今年の1月末。地元じゃないけど、またお囃子のお稽古に参加してみるかとかるい気持ちで参加することに!

*お囃子は、お祭りの際に奉納する太鼓や笛のこと。5人囃子は小太鼓が2名と大太鼓が1名、笛とすりがねが各1名で5人編成です。

私が習っているのは小太鼓の正面向かって左パートです!

初めましてのドキドキ

さて、お囃子参加します!っと自分で手をあげたものの、ブランクが長すぎて、大丈夫なのか?と急に不安になる。。。

前にお囃子を始めた時は私もピカピカの小学一年生で、やりたくてやりたくて親にせがみ、小学校1年生になったらね。と言われてやっと参加したお囃子だったけど、この歳で新しいことを覚えられるのかな?笑とか、急に不安になり、ドキドキして一番最初のお稽古に行ったのが昨日のことのように思い出だした。しかも、ありがたいことに、社会人になり自分の好きなことで走ってこれた私にとって、大人の習い事は初体験。

ドキドキしたけど、終わった後の感想は、なんかいいよねこういうの!って思ったことだった。
地域が変われば、お囃子も様々で、叩き方も、曲も全く違うけど、口伝なのはやっぱり一緒だし、練習用の太鼓の感じとか久しぶりに握ったバチの感触とかが新しくて、なんだか嬉しいなと思ったのが新鮮だったので、思い切ってやりたいって言ってよかったなと思った瞬間だった!

おや?これはちょっとやばいかも?なドキドキ

お囃子の練習は、毎週木曜日の夜に行っている。仕事上、毎週木曜日の夜を固定であけるのが難しいなと思っていたのですが、うまくやればできるじゃん!と順調にお稽古にいけるようになってきた4月あたりのこと。

ではもう少し難しい曲を練習しますー!となったあたりから、あれ?これかなり難しくないか?と思い始める笑
お囃子の強弱って何?
小さい太鼓の方は、右と左でちがう曲を叩くってどーゆーことなの?
そもそも口伝じゃ、無理だよ!!となっていた時に、ちょうど私の地元にある神社の方とお話しする機会があり、「地元のお囃子よりもここのお囃子はとっても難しい」とお話ししたところ、「東京(江戸)のお囃子は上品で、私たちの地元に伝わってるお囃子は、乱拍子で荒い感じだし簡単だから子供も習いやすいんだと思いますよ」とお話しを聞かせて頂いた!なるほどね。ほんと難しいよね。ここのお囃子はと妙に納得。
この辺で、絶対秋のお祭りには間に合わないだろうと、ほのかに嫌な予感がしつつ日々のお稽古が進むのでした。

神社のいろんなこと

さて毎週神社に通うようになって、神社って神様がいて、みんながお願いごとをする場所って思っていたけど、実は神社は街を愛する人たちが、みんなでできることをそれぞれの思いで奉仕したり、ちょっとお茶を飲みにきたり、近所の人とお話ししたりできるコミュニティースペースだという事に気づく。

色々な役員の方がいらっしゃったり、街の偉い人(笑)がいたりするが、神社は、DAOっぽいなと思ったりする。
みんながご奉仕で動き、街に貢献することが自然にできる人たちの集まりであることには間違えがなく、その中心に神社がありみんなが楽しみにしているお祭りがある。そのDAO(神社)のお祭りでお囃子を演奏できるなんて、それはとってもありがたいことであり、特別な意味があるよなとひしひしと感じている。
ご縁に感謝。それに尽きる!

浅草へ!ついに衣装を買いに!ドキドキ

いよいよ9月に入り、師匠に「お祭りの時に着る衣装は、これとこれとこれで、色は黒で、形はこんなのでetc…etc…」とお話をいただき、初心者すぎる私たちには用語もチンプンカンプンで、思わず「一緒に浅草行きませんか?」を師匠をお誘いした。こうして浅草衣装を揃えに行こうツアーが9月初旬に決行された。

お囃子連中が着る衣装には、6点セットが必要である。

  1. 腹がけ(エプロンみたいなもの)

  2. 股引(ズボン)

  3. 鯉口シャツ(エプロンの中に着るシャツ)

  4. 足袋

  5. 雪駄

  6. 祭帯(法被を着る時の腰紐のこと)

まず、1と2は、洋服で言う、トップスとボトムスで、本来であれば、藍染の綿で作られたものが本来らしい。しかし最近ではストレッチ素材で、山車の上でも座りやすいく扱いやすいものが出ていて、師匠にそれを勧められ、とりあえず試着。
そもそも、洋服とは全く違う構造になっているので、着ることさえもままならない、いよちよち歩きの私たちを見て店員さんが「女性のスタッフ呼びますか?」と言われる始末。全くわからないので、この際どっぷり新人らしく、流れに身を任せて全てを決定していこうと改めて心に誓い、次は、鯉口シャツ選びへ。

鯉口?錦鯉??何それ??となりながらも、徐に出されたサンプルのシャツを羽織りサイズを見てもらって、柄を選ぶ。
ちなみに鯉口シャツは、袖口が鯉の口のように細くなっていることからその名前が付き、ジャストサイズを着るものらしい。無数に絵柄があり、個性が出るのがこの鯉口シャツである。
法被を着たら全く目立たない鯉口シャツなのだが、ここにお囃子連中のアイデンテディを感じた。
もちろん錦鯉の柄もあったが、私に合うサイズがなく、断念。
無数の絵柄から選んだのは、注染の綺麗な青地にひょうたん柄にした。
家に帰り、旦那さんになぜその柄なの?と聞かれたが、フィーリングとだけ答えておいた笑

ここまで揃うと、あとは足のサイズに合わせて、お囃子連中の規定に沿った足袋を買い、偽物チックなすごーく安い雪駄を買って、腰紐は、選ぶことなく一番安い物を揃えて、準備完了!

浅草のお祭り用具店は、インバウンドもすごい!特に鯉口シャツは、和柄がメインなので、お手軽なお土産としても人気があるそうで、活気づいていた。私の知らない世界。まだまだ奥の深い日本の伝統芸能。
ツアー中に師匠にたくさんお話を聞けて楽しかったが、衣装を揃えたし、myバチも頂き、完全に逃げられないモードへ突入!

欲しかった錦鯉柄の鯉口シャツ

今本番(秋季例大祭)を迎えるにあたってのドキドキ

さてあっという間に9月が終わりいよいよ今週末、お祭りを控えた神社は、すっかりお祭りモードになっており空気もざわざわ・神社DAO(勝手に言っている笑)の皆様もわさわさしている。
まさに嵐の前の静けさというか、こんな感じ初めてなので、とても面白い。お久しぶりに、皮の太鼓を叩き、音の大きさや、皮の弾きを感じると、それはそれで、ワクワクして楽しみになる。小学生のころからお祭り少女だったんだと改めて感じてしまった。

が!肝心のちゃんと叩けますか?問題についてはこれは何ともNGです笑
しかし、本番で叩くよーって師匠が言います。何とかなるっしょ的な感じがいい意味で怖い。。本当に叩くの?とも思いつつ、涼しい顔してれば大丈夫なのか?とか考えながら、ドキドキしている私は、つくづく本番に弱い人間です。
しかも、ありがたいことに、お祭り行くねってたくさん連絡もらって、みんなが来てくれるの嬉しいけど不安要素の1つでもある笑。
しかし!ここまで来たら、流れに身を任せて、テヘヘで乗り切りたいと思います。

お祭りが終わったら、また感じたことをnoteにまとめたいと思います♪

嵐の前の静けさを保つ神社


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