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ほそぼそ働いてみよう。-その33 試験監督の仕事をする-

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
社会見学的にいろんな職種のスポットバイトをさせていただいていますが、今回は、試験監督の仕事をすることになりました。

この仕事は、以前も同じようなことをしていたため、なじみのあるお仕事。
雰囲気もわかっており、どことなく懐かしい気持ちで働きました。

一口に試験監督と言っても、大学や高校などの入学試験、資格試験、塾の模試など、いろいろな種類があります。
種別により、取り扱いやルールの厳密さに濃淡はありますが、ダーク系スーツの着用、カラーリングや派手な身なりは禁止、秒針付きの時計持参というのが基本となります。

開始時間は早めなことが多いです。
試験受付開始が8時半とか9時からとかになるので、試験監督は準備や説明を含めその1時間ぐらいは前に行くことになり、ある程度は仕方がないですね。

仕事の内容としては、試験室の設営、試験の実施、試験室の片付けがセットになっていることが多いです。

業務の中でメインとなるのは、試験の実施部分で、出欠確認、問題用紙・答案用紙の配布回収、試験の開始・終了の合図、受験上の注意のアナウンス、不正防止、などを行うことになります。

仕事をするうえで大切なことは以下の3つ。
1.時間をきっちりまもって、決められたことを決められたとおりに行う。
2.試験中は受験生の邪魔にならないようにしつつ、不正がないように注意する。
3.突発事項が起こったら、速やかに対応する。

これに尽きます。

時間を守って決められたとおりにやるというのは、けっこうプレッシャーがかかります。
全体放送やチャイムではなく、試験監督の指示で試験の開始・終了を知らせる場合、秒単位で実施時間を合わせないといけないので、文字通り時計とにらめっこ。

さらに限られた時間の中で、問題用紙や答案用紙の配布、回収を行わないといけないので、段取りよく準備しておくことが大切です。

試験を開始したら、本人照合など細かい作業がある場合もありますが、基本は不正がないかどうか監視しながらひたすら待つ時間。
ここで居眠りなんぞしようもんなら、確実に苦情につながります。
じっと我慢の時間。
意外にこれが苦痛で試験監督は無理、という人もいます。

大変なのが突発事件対応。
そうそうトラブルなんて起こらないだろうと思われがちですが、これが意外にちょいちょい発生します。
遅刻してくる人はもちろん、会場を間違えたなんていうびっくりするような人もいます。

特に冬場は緊張からか、試験中に体調不良を訴える人は珍しくないです。
最悪の場合、試験室で吐いたなんてことも過去にはありました・・・。

そうした場合の対応は試験によってまちまちなので、遅れてきた人がいたらどうするのか、遅刻は何分まで大丈夫なのか、トイレ中途退室はどう対応するのかなど、あらかじめ把握しておく必要があります。

体力的には楽ですが、かなり神経を使います。
ミスの内容によっては、受験生に大きな不利益を与えることになり、大問題に発展することもあり得ます。
そのあたり、人によって好き嫌いが分かれる仕事かもしれません。

いくつかの注意事項はあるものの、そんなに悪くはない仕事だとは思うのですが。
ネックは仕事の数。
おおむね日曜日に実施され、平日はほぼ仕事がありません。
だいたい月に2,3回できれば多いほうだと思います。

そんなわけで、なかなか仕事に入れないのですが、また機会があれば申し込んでみようと思っています。

本日の写真:ピンクミューリー(イネ科)
とってもきれいでした。

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