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棚貸し本屋の店番日記 #7 真っ当なセミナーのこと

ビールが呑める大人の図書室。

夢オチの可能性を残しつつ、数年後の実現を目指しながら、西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。

やりたいお店のイメージは浮かんできましたが、具体的な計画、ロードマップが描けず焦っていました。

このままではいかんと、それっぽいタイトルの本を読んではみるものの、年齢のせいかちっとも頭に入りません。とりあえず断片的な知識ばかりが増える足踏みの日々。
「豆千さん?ええ、知ってますよ。やるやる詐欺の人ですよね」
心に住まう別人格が、噂するのも時間の問題です。

そんなある日、いつも通り大量になったお酒の空き缶を捨てに行く道すがら、運命的な出会いがありました。

普段なら素通りしている町内会の掲示板。そこに貼られた1枚のお知らせが、まさに今、求めていた内容だったのです。

「起業セミナーのご案内」
○○市で起業を目指し、具体的なアイデアをお持ちのかたへ!
起業戦略・資金計画など、起業に必要なノウハウを、中小企業診断士や税理士が解説。最終日には参加者によるビジネスプランの発表も行う、実践的なセミナーです。

暮らしている町の公的機関が主催する、まさにドンピシャな中身。セミナーと言えば高額な情報商材を売りつけられるか、投資用マンションでローンを組まされるものとばかり思っていましたが、違うんですね。
それにしても毎日欠かさず酒を呑み、しっかりゴミ出しまでしたからこその発見です。これからも、積極的なアル活に励むことを誓いました。

そんな訳で、この頃の週末は真っ当なセミナーに参加しています。

おかげで自分の中で散らかっていた情報が整理され、足りなかった部分が見えてきました。
起業するにはまだまだ十分ではないのでしょうが、闇雲に突っ走り、土手から転げ落ちる危険性が少しは減った気がします。十五夜の月明かりほどでなくても、計画を練ることで北極星が見えてくればいいなと思います。

ちなみに引き続き会社勤めを続け、稼ぎの軸足は残しながらの計画です。ビールが呑める大人の図書室(←サイズ的に図書から図書に変更)は小規模、低予算、短時間営業での運営を目指しています。

明日はセミナーの最終日。
酔っ払わない限りは堅実で、短く持ってコツコツとがモットーなワタクシ。
読書とビールを楽しめる空間を作るため、今夜は発表資料作りに勤しみます。(当然ながら終わったら呑みます)

■■■ イベントのお知らせ ■■■

ようやく涼しくなってきました。今年の夏は酒浸りでしたので、この秋はちょっとだけ活動的になります。
ありがたいことにご縁があってお手伝い・参加・企画するイベントが3つばかしありますのでご紹介。よろしければお越しくださいませ。

①(仮)本の販売など【2023年10月6日(金)~10月9日(月)】
詳細は別途お知らせします。

②1箱本の市@稲荷湯長屋【2023年10月28日(土)】
東京は北区にあります稲荷湯長屋さんで開催されるイベントに参加します。当日は「辺境スナック西北西」の雇われマスターとして、豆料理とビールをご提供。
深まる秋、お隣の滝野川稲荷湯でひとっ風呂浴びたあと、本を片手にビールなんていかがでしょう?
【最寄駅】
都営三田線「西巣鴨」駅下車、徒歩6分・埼京線「板橋」駅下車、徒歩6分

③(仮)まつりのあとのお茶の時間【2023年11月12日(日)】
文フリ東京の翌日、棚をお借りしている西日暮里BOOK APARTMENTさんにて、ちょっとしたイベントを開催します。
こちら先日、リトルマガジン「ウミネコ」第2号を発売されたばかりのウミネコ制作委員会さんとの共同企画。お茶を飲みながら、本を通じた交流が出来ればなと。
詳細は別途、10/13(金)、遅くとも10/20(金)くらいにはnoteでお伝え出来ればと考えております。


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