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M3チップファミリー登場!まずはMacBook ProとiMacから。 / サンデーAFJ 2023年11月5日号

皆さんこんにちは。Hervectorの虎豆しば2号です。
去る10月31日にAppleスペシャルイベント「Scary Fast」が行われました。
そのイベント内にてAppleはM3チップファミリーを発表し、それを搭載したMacBook ProとiMac がリリースされたので、今回はその件について述べていこうと思います。

M3チップファミリー

まず今回発表されたM3チップファミリーから。今回発表されたのはM3・M3 Pro・M3 Maxの3種類展開となっており、MacBook Proは全種類選べるものの、iMacはM3チップのみ選択が出来ます。
今回の目玉としてはパーソナルコンピュータ向けとしては初の3ナノメートルチップを採用していて、これによりパフォーマンスが飛躍的に向上しました。

プロ向けアプリにおけるレンダリングスピードのグラフ。(発表会のビデオより引用)

特に向上したのはグラフィック性能。コア数はM3が10コア(M2と変わらず)、M3 Proが18コア(M2 Proは最大19コア)、そしてM3 Maxが40コア(M2 Maxが38コア)となっております(いずれも最大値)。そしてM3チップファミリー全種類においてDynamic Caching、メッシュシェーディング、そしてレイトレーシングに対応しており、大幅に進歩したグラフィック性能を効率よく、存分に発揮出来るようになりました。GPUパフォーマンスとしてはプロ向けアプリにおいてM1ファミリーから最大2.5倍向上しています。

高効率コアの性能差グラフ。(発表会のビデオより引用)
高性能コアの性能差グラフ。(発表会のビデオより引用)
M1チップと比較したパフォーマンス対消費電力のグラフ。(発表会のビデオより引用)

そしてCPU性能。コア数はM3が8コア(M2と変わらず)、M3 Proが12コア(M2 Proから変わらず)、そしてM3 Maxが16コア(M2 Maxは12コア)となっております(いずれも最大値)。こちらはM1ファミリーと比較して高性能コアは最大30%、高効率コアは50%高速化されております。それでいつつ消費電力はM1チップの半分しか消費しないというものになっております。

ニューラルエンジンのパフォーマンス差のグラフ。

ユニファイドメモリの搭載容量はM3が24GB、M3 Proが36GB(M2 Proは32GB)、M3 Maxが128GB(M2 Maxは96GB)となっております(いずれも最大値)。
その他ニューラルエンジンはコア数こそ変わっていないものの、M1ファミリーよりも最大60%向上している他、メディアエンジンもM3 Maxには2つ搭載されているため映像編集などの作業を行う際に存分に力を発揮することでしょう。

iMacはチップ更新に留まったため、外見からは違いが見られない。
新色であるスペースブラック仕上げのMacBook Pro

そしてそれらM3チップファミリーを搭載するモデルとして今回発表されたのはMacBook ProとiMac。基本的には両者ともチップの刷新程度に留まっているものの、MacBook ProのM3 Pro/M3 Maxチップ搭載モデルにおいてはスペースグレイを置き換える形で新色のスペースブラックが選択出来るようになっています。

M3無印チップ搭載モデルは向かって右側にThunderboltポートが無い。
M3 Pro/Maxチップ搭載モデルにはThunderboltポートがある。

また、これまでMacBook Proは無印チップは旧筐体のTouch Barモデルが用意されていましたが、今回からはM3チップ搭載モデルにおいても2021年モデル以降の筐体が採用されています。そのため2016年から7年間続いていたTouch Barは正式に姿を消すこととなりました。
しかしM3チップ搭載MacBook Proは14inchのみとなっている他、右側のThunderboltポートが無くなっているため、購入の際は注意が必要です。

皆さんは今回のM3チップファミリー、および新しいMacBook ProとiMac購入されましたでしょうか?購入した方や感想があればAFJに是非書き込んでみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。

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