『僕が出来なくなったら代わりに伝えて欲しい』

リレーフォーライフジャパン東京上野に19、20日の両日、参加しています。

リレー・フォー・ライフとは、世界20数カ国で行われている、がん患者支援のチャリティ・イベントです。今から約30年前、米国の医師が、がん患者支援を訴え、24時間走り続けたのがその起源と言われています。


研究が進むことを願い

仲間との再会を喜び

旅立った仲間を想いながら歩き続けます


リレーフォーライフの夕方から行われる

ルミナリエという旅立った人を想う時間の中で、

夫が私に言った言葉を取り上げ、今に繋がるストーリーをスライドショーにして流してくれました。

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私が、夫の命をなんとか救いたいと狂ったようになっていたのを、夫は受け入れていました。


それは、自分が旅立った後、私を守ることが出来ないから、せめて後悔がないようにという想いからでした。


しかし、ある日、夫は私に言いました。


『僕が出来なくなったら、僕の意思を、想いを伝えていけるのは、あなたしかいない。

その時は必ず来る。

それが僕があなたに託す願いなんだ』


この言葉は、患者会活動のことを言ったのではなく

助けようと必死になっても、必ずいつかその時は来る。

その時、僕の意思を思い、判断して欲しいという意味で発した言葉です。


ACP(アドバンス ケア プランニング)

どう生き切るか

終末期をどうするか

彼は終末期鎮静のことにも触れました。


辛い、辛い会話でしたが

この『僕の代わりに』は、今の私につながっています。


でも、私は彼の人生を生きているのではないのです。

私の人生を生きている。


引き継いだのではなく

私の決断で今がある。


どう死にたいかではなく

どう生きていくか。


それがACPだと思うし

本人のみならず

周りの人の『生き方』をもみつめるものだと

思っています。

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全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。