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一度死んだから言えること


◉意識の使い方で身体は使いやすくなる

今年も桜が咲きましたね〜気づいたら4月の1週間以上書いてなかった!💦これがホンマの春休みってことで・・・ごめんなさい🙏

2年前は未だ退院前でリハビリで病院の周囲を散歩し始めた頃だったかなぁ。息が上がって足がガクガクしながら歩いてました。そう言う経験とそれまでの経験を重ねて今の身体の見方へと変わりました。

例えば、子供と老年が似ているのは、前者が身体の使い方が分からないからで、後者はわからなくなったからです。

人にもよりますが、生まれた子供が自分の身体を思い通りに使える様になるには、10年近く掛かります。

うちの長男なんて保育園時代な運動会で走ると、上下がバラバラに動いていてパラパラした走り方をしてました💦まるで漫画走り(笑)

脳の命令が伝わらないのか?命令先がボケているのか?と悩みましたが、今ならわかります。単純に伝達回路が不備だったからです。

それが整ったら自然と息子はバランス良く走れる様になりました。逆に言えば10年たってもそれが整わなければ、隠れた障害者だったと言うことです。それを使い方がわからないと書きました。

では、使い方がわからなくなると書いた理由は、私の経験からです。

そもそも老いるとは機能低下を前提に話しているのが間違いで、生まれて何十年も特に問題なく使って来た身体であるなら、機能低下とは不思議だと思わねばなりません。

前にも書きましたが25〜30年くらい前からから医者は頻繁に老化を口にする様になり、老化だから仕方ないね〜みたいな事を普通に話してきました。

歳をとり明確な問題が出ていないものは【老化】と片付けていたのです。まるで自転車が経年劣化でサビた様にね。

確かにサビつくイメージはわかりやすいですが、身体にサビは起こりません。ならば、筋肉が衰え関節がすり減ったからなのか?本当にそうなのか?・・・です。

老化の定義が20代と比べるものならそうでしょうが、ちょっとオカシイと思うのです。

つまり老いるとは年齢経過を表し、老化とはそれによる機能低下を表していると分けねばなりません。しかし明確な線引きをしていませんよね。

ではどう言うことが起きているのか?

それが先ほども述べた【命令伝達の不備】が起こっているだけと言うことです。膝が変形しても骨は体を支えますし、腰が曲がっていても困るほどではないのです。

見えているところより、見えてない身体の硬化や伝達不備の方が大きな問題で、そこに思い込みのメンタルが影響して固定化しているのです。

前に来られた方で、膝が悪くて病院に行くと人工関節の手術をしなくちゃならないし、馴染みの有名整体師は忙しくて見てもらえない。このままじゃ今の仕事は続けられないと嘆いて、60歳代のその女性は私の前に腰掛けられました。

その話を聞いて私はある実験をしました。

①立位で悪い膝と反対側の腰をゆっくり押すので、抵抗するつまりで踏ん張ってもらいます。もちろん悪い膝が支えないので、身体は容易く崩れてしまいます。

②その逆に、①と同じ条件で反対側から押してみると、膝が支えるのでしっかりと踏ん張っています。

③仕事は辞めたくないんですよね?と聞き、①と同じ様にするとさっきより更に簡単に動いてしまいました。

④それを踏まえてあなたが仕事をしているイメージをして下さいと言い、その状態で①と同じ様に押しました。するとしっかりと踏ん張れたのです。悪い膝は横からの力に普通に耐えただけでなく、私を押しやるほどのパワーを出してね(笑)

これが答えなのです。私は治療など何もしていません。その場に同席した人たちは皆さん驚いてました。

病院でレントゲンやMRIの結果を前にして説明を受けて、車イス生活になるかも知れないと言われ、好きな仕事を手放さなければならないショックに飲み込まれてしまったのです。

つまり彼女は歩けないと落胆したことで、毎日の痛みに負けてぶちぶち言っていたのですが、ちょっと意識の角度を変えてあげれば、大の男がかなりの力で押しても踏ん張る力を出しています。

元々痛めていたのは本当でしょうが、それ以上のものは意識が導いた訳です。

その人の意識が、絶望を選べば膝は腫れて引きずって歩くしかないのに、自分の喜びを意識した途端に力強くなって、痛みは減っているのです。

その人にも説明をしましたが、今までの痛みはなんなのか?と不思議がっていました。有るけど無い。無いけど有る。意識の持ちようで変わる身体があるのなら、最初に歩けないと言うものがあったわけではなくて、検査の過程で意識がそれを確定させたわけなのです。

そうなると痛みが歩けないが前提で動くので、ブレーキをかけながらアクセルを踏む状態になるので、ついつい止まりやすくなるのです。そして痛いからとそれを確認する訳で、動けば動くほどそれを塗り重ねるので膝は変形していくのです。

そしてそれらの説明が終わり、「自分は死ぬまで好きなこの仕事をして行くのだと意識して下さい」「検査結果に振り回されると動けなくなります。炎症はあっても歩けない膝じゃ有りません」「歩こう!と命令を掛かるとブレーキが掛かるので、足を出そう!足を出せ!と命令して下さい」「そうするとブレーキが掛かりにくくなります」

長々と書きましてが、わずか10分も掛からない話と確認作業でした。さぁあなたはどんな意識に囚われているのでしょうか?歳を取ると身体は無意識でのコントロールから外れて、意識下のコントロールが必要になるのです。

ただ意識して足を出せ!手を伸ばせ!背筋を伸ばせ!と意識を動かしたい場所へと走らせるのです。

この様に、老化とは無意識領域の減退みたいなものです。意識を新たに流していけば必ず動いてくれる様になります。ある意味でこれが本当にリハビリであり、私が奇跡と呼ばれるほど早くに退院出来た理由でも有ります。

老化と言う言葉に負けるな!なのです😊👍

続く


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