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一度死んだから言えること!

◎転院の目処

少しずつだけどレベルが戻って来ているので、流動食を試してみる事になりました。

それまでにST(言語聴覚士)のリハビリも始まったいて、水を含んで吐くとかスプーン一杯だけ飲んでみるとかしていました。

その前に鼻からカメラを入れて、喉の状態を確認する事になりました。でもこれがまたツライのです(笑)

鼻の構造って穴から管を突っ込むと、顔とぶつかるあたりで、90度くらいの感じで曲がって喉へと繋がっているんです。

私の場合は、先ずはそこにカメラがつっかえるので涙目になります。そこから喉を降りて行くのですが、反射機能でえずきます。そしてそれを超えてようやく声帯の前にある弁が出て来ます。

その先にあるのが声帯なのですが、私の喉には長期にわたって器械を入れていた事や、きつい麻酔薬を使用していた事もあって、一つの問題を起こしていることがわかったのです。

声帯

図にある【声帯のヒダ】が、おかしくなっていることがわかったのです。勿体ぶらずに書きますが、右側のヒダが麻痺して動かないことが分かりました。

カメラを入れたまま少量の水を嚥下してみると、喉が閉じないと水が肺に入ってしまい、再び肺炎になってしまうのです。

元気な時には気にもしなかった事ですが、何気に水や食べ物を摂取する際に、ここに蓋がなされているから出来ていたのです。

それが半分しか稼働しないのです。この時点ではスピーチでは気道での声は出ていますが、整体では無いのでカニューレを取って発声してみないと、どの程度声が出るかもわからないとの事でした。

せっかく元気になったのに、もしかしたらまた喋れないのか?このままカニューレしたままなのか?と頭の中がぐるぐるしていました( ;  ; )

ですが顔を左に回して左の喉を意識すれば、水は飲めるとわかったので、流動食の訓練をしてみる事になりました。

まだろくに動けないのですが、少しでも前に進んでいる事が嬉しかったです。どうやら転院の目処が立ちそうでした。


続く

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