あきらめるということに慣れすぎてきた

なんだか、かっこよく聞こえるけど、ざっくり言ってしまえばただ単に自分に甘いということ。

昔から、○○の第一人者、先駆者、先駆け、職人っていう響きが好きだった
何か1つのことに集中できる人
その何かを見つけた人がうらやましかった
私は一体何ができるんだろう、何がやりたいんだろうって考えている、そう今も。

けど、そう考えること自体がすでに甘いのかも知れない。
と、いろいろ書きながら思う今日この頃。

私は3人兄弟の一番下で、上の兄は調理師で独立して店を構えている
もう一人の兄は整備士で技術とプライドを持っている
昔っから兄たちがうらやましかった
自分の好きなことがはっきりわかっているから
そして、それをしっかり自分の技術にして専門職として生きているから

さて、私は?
未だにモヤモヤした気持ちを抱えながら見つけられずにいる
あれも違う、これも違う、次こそは!と思ってきてしまった

次、次こそは!
そうこの思考。
そうやってチャンスを逃してきたんだ。

働くことは好き
そしてある程度まではこなしてきたし、こなすことはできると思ってる
でも、抜きんでた何かがつかめないまま今に至る

じゃ、何かを人に負けないくらいやったのか?
人に負けないくらい経験つもうとしてきたのか?
答えは『NO』

学生のころから5年間百貨店で働いていた
接客することは好きだったし、お客様から感謝されることもあった。やりがいを感じることもあった。
けど、やっぱり100%好きって胸を張って言えかなかった。

次に料理教室で働いた。
お菓子作りは好きだったけど、料理は全く素人だった。
でも、毎日料理することで好きにはなった。楽しかったけど、この道だ!と思うことはなかった。
周りの同僚は自分の教室を持ちたいっていう人が多かった
そのころ、ばく然とCafeを開きたいとは思ってた。
あ、これは今でもたまに思う。気ままなCafeの店主になるって素敵だなと。
料理教室では現場と本部で働いた。
本社では通販の部署にいたから、その時は購買とかマーケティングとか興味をもった。本格的にやってみたいとは思ったものの転職活動ですんなりあきらめた。何が何でも!というところまでいかなかった
結局自分に言い訳してあきらめた

今の職場は、何となく応募して採用となった。
特にやりたかった業種でも業界でもなく、むしろ業界は勘違いしてたし。
転職活動中父の病気がわかって残業がないことが一番の条件だった。
採用が決まったころ父はもういなかったけど。
事務職も何なくこなして、機械設計の業務も増えて何とかこなしている
でも、やっぱりずば抜けてできるかといわれるとそうでもなくて。今の会社に関しては採用されて働いてもここはずっといる場所ではないってずっと思いながら8年がたった

目の前のことに集中できないということ
仕事もなぜか周りのことが気になって自分の仕事を後回しにしてしまっている
納期を遅らせることはないけれど、ぎりぎり。
集中できなくて、結局1日何をしてたんだろう?って思う日がある
1日を無駄にしてしまったようで、後悔する

あぁ、結局私がなんにもつかむことが出来ないのはここが原因なんだって

いや、違うな。
何も掴もうとしてなかったんだな。
目の前のことに集中できなくて、あれこれよそを向いてばかりいた。他人が羨ましくてしょうがなかったんだ。

今になって気付いた。
時間は、かかったけど気づけないまま終わらなくて良かった。
気づけたから、きっとそこから何かが変わる。

もっと自分に厳しく。

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