海を見る必要の話

通勤に使っている電車が絶景電車だっていう話です。

今の職場で働き始めてもうすぐ3年。わたしの家から最寄り駅まで、地下鉄でもJRでも行けるんですが、2年間は地下鉄で通っていたんです。

JRと比べて定期代が安いから地下鉄の分しか交通費が出てないという理由と、地下鉄だと始発駅だから座って行けるっていう理由でそうしてたんですが、1年前からJRに変えてみたんです。

きっかけは、JRの方が降りてから職場までがかなり近いから梅雨時1ヶ月だけ、2000円の自腹だけど変えてみよう!っていう安易なやつ。

でもやっぱり楽をすると戻しにくいよね。それで、梅雨明けて夏になったら、暑いし日焼けするから秋になったら戻そうって。

そして秋になったら。

すごく景色が綺麗なんですよ!電車の窓から見える景色が!

もちろん、6月も7月も8月も綺麗だった。

なんと言ってもこの窓から見えるのが、海→海→夢の国→海→観覧車!っていう景色。

それに加えて秋になったら、富士山が見えるようになった!海と並んで見える富士山。

夢の国の山と並ぶ富士山。夢の国のお城から覗く富士山。観覧車と重なる富士山。空気が澄んでる朝には裾野まで綺麗に見える。

もし旅行に行ってこんな景色が見えたら間違いなくわーわー騒いで写真を撮るのは間違いない。こんな絶景を毎日見られるなんて。

もちろん晴れてる日は海がキラキラしていて綺麗。でも、曇ってる日は雲の隙間から太陽の光が筋になって見えたりして綺麗。雨の日だって、海と空の境い目がなくなって全部ぼんやりしててこの世界じゃないみたいになる。

こんなのをね、毎日見るのと見ないのとじゃ絶対に違う。きっと人間としてレベルで変われる。そんなことを思ってしまいます。

遠くまで広がる海を見てても、小さな悩みなんてどうでもよくなったりはしない。ほんとは。

きのう悔しかったことを忘れたりしないし、今さみしいのが紛れたりもしないし、明日どうしたらいいかわかんないってことで頭いっぱいなのも変わらない。

でも、綺麗だなーって思って外を眺めてる自分が、いい時間生きてる気がする。

それでちょっと自信持てたりするかな?しないかな?笑

2018/6/8

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