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【ミニマル生活考】#1 黒歴史mixiに見つけたミニマルの原点

今年のやりたいことリストに書いた「ミニマルな生活をする」という一文。これは、昨今のミニマリストブームに乗せられて……というわけではない。


そういえば、いつだかのNew Year's Resolutionに書いたことがあったなと調べたら、2012年だった。

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しかし、3回連続と書いている。2009年にはこれがテーマだったのか......と気になり、黒歴史(=mixi)を覗いてみたら、見つけたわ(笑

しかも、2008年だったので、そうとうなアーリーアダプターなのではなかろうか?前半は、あまりにもエモいことを書いていたので、自粛。

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ところで、「ミニマリスト」という言葉が、いつ頃から流行りだしたのか?Google trendによると、2014年くらいから徐々に増え始め、ヒットしているのが2015年12月だ。「ミニマリスト」は、2015年の「流行語大賞」にノミネートされている。

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火付け役は2015年6月に発売された佐々木 典士くん著の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」かな?(ちなみに、ふみおくんは実家が隣同士で、毎日一緒に小学校に通っていた仲なので、ふみおくんと呼ばせていただく)

この本は、How to be a minimalist と言うよりは、ミニマリストと幸せについてを、心理学から掘り下げて考察している点が面白い。(またどこかで詳しくnoteに書こうと思っているので、今日はこの辺りで)


話を私に戻そう。私が「ミニマル」というキーワードを始めて耳にしたのは、大学生の時。現代音楽の勉強をしていたので、その中で「ミニマル・ミュージック」と出会ったのが最初だと思う。

ミニマル・ミュージック(minimal music)
Minimalism is a branch of modern classical music developed in New York in the early 1960s by composers such as Reich, Philip Glass and Terry Riley. As the name suggests, it involves stripping down music to its bare essentials (and beyond) to focus on its pure sonic power rather than anything it might evoke or represent....(ミニマリズムは、1960年代にライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリーなどの作曲家によって発展された現代音楽のひとつ。その名が示すように、音楽が引き起こしたり、表現することよりも、必要最低限の音が純粋に持つ力に焦点をあてること......) 
ref: BBC's archives A minimal guide to minimalism


ミニマル・ミュージックは、単純なモチーフを執拗に繰り返しながら、変化していく実験音楽のひとつ。そして、ミニマリズムは、1960年代にアート、音楽、建築で生まれた概念、最小限(minimal)主義(ism)。小難しい話はこれくらいにして、とにかく、この削ぎ落とされたシンプル感が単純に魅力的だった。


学生時代にもうひとつ、ベースになった発見がある。作曲専攻だったので、曲を作って提出するんだが、わたしは、6分以内の曲ばかり作っていた。しかも、chamber music (室内楽)、少人数の器楽奏者グループのための音楽。1時間以上のフルオーケストラ大作は、私には「手に負えない」ものだったのだ。(卒業作品でフルオケで1曲作らなければいけなくて、これは本当に辛かった 笑) だから、自分で聴くのも小作品が多い。音楽だけじゃない、小説や映画も、私は大作よりも、小作品を好む。


どうやら、私には自分が心地よい時間、空間のサイズ感があるらしいと気付いたのだ。心地よいサイズ感とは、自分でコントロール可能なサイズ感。そこを逸脱すると、「手に負えない」こととなり、overwhelmしてしまう。

さて、冒頭のNew Year's Resolution、どちらにも共通して書いていること

・必要なものを自分軸で判断し
・無駄なものをそぎ落とす
・そうすることで最大限に

これ、今も同じこと言ってるし、私の根底にある美学みたいなものなんだろうな。


今年のミニマル生活はもう少しアップデートされたもの。それについては、また今度......




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