まみすけ

物を書く事が好きなので死んでしまう前に誰かと共有出来たらなと思い始めてみました。人間は…

まみすけ

物を書く事が好きなので死んでしまう前に誰かと共有出来たらなと思い始めてみました。人間は恐いけど、私はどんな人間でも好きになってしまう自信がある。病んだ人間を嫌悪する奴らなんて、つまみなしで酒が飲めるうんこみたいなもんだ!フラワ様といっしょにボカロオリジナル曲も作っているよ!

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  • カリフォルニア★わくわくガイド

    私の独断と偏見によるおすすめスポット・ライフスタイルの紹介。

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    私の作った曲の紹介。 音楽とあわせてお楽しみください。

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    日々の雑記とか、散財記録とか、色々つまらないことをだらだらと。

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    詩をまとめています。

  • 四六時中の刹那

    どこからでも読める日々の誰かのつぶやきのような物語。 これは、ことばの宇宙。 わたしはどこにでもいるし、どこにも行かない。 小さな小さな、只のため息。 先を創るのは、あなたたち。

最近の記事

ライナーノーツ【棄猫物語】

セルフライナーノーツ 楽曲 【棄猫物語】に寄せて 私が小さかった頃、本当に小さかった頃、犬や猫などの動物が怖くてたまらなかった。しかし小学校にあがると通学路なんかで小さな猫が交通事故で死んでいたりするのを頻繁に見かけるようになった。気持ち悪い、怖いというよりもかわいそうだという感情の方が大きくて、家の中で暮らしていたらこんな事にならなかったんじゃないのかと思えて、すべての野良猫たちがかわいそうの対象になった。 あまり詳しくは思い出せないが雨のしとしと降る日、書き方教室の会

    • ライナーノーツ【自殺日和】

      ライナーノーツ 楽曲 【自殺日和】に寄せて 幼い頃初めて見た死体が自殺体だったと聞かされたのは、もう成人してから随分経った日のことだった。何となく朧気にもやのように覚えているあの光景は、夢ではなかった。田舎の葬式は時に斎場でなく個人宅でやるのが一昔前の普通であった。座敷に敷かれた布団の上に横たわる人間。顔の上には白い布が掛けてあったのであろうか?私はその人の顔も声も思い出せない。子供のいないその人に母はよく私をあずけて買い物なんかに行ったそうだ。母は赤ん坊だった私を一人家

      • 近々セルフライナーノーツをまとめてあげようと企んでおる。去年のクリスマスにフラワ様とDAWの色々一式を購入して約半年、ボカロの曲だけで11作作れたので適正職業に度々出てきた作曲家ってのは強ち間違ってなかったのかもな?楽器なんて弾けないけどDAWは少し理解できてきた。

        • 近況

          またまたお久しぶりです。 ロサンゼルスから遥か北のオレゴン州へ引っ越してしまいました。 四季が感じられ、空気もよくて、日本の田舎へ戻ったような感覚に襲われます。 パソコンを新調したのでまた書き始めようかなとは思っているのですが、DTMというものに興味を持ってしまいボカロを使った音作りや歌ってみたなんかをしてみたくなっているところです。(そこでも私の「書く」というやめれない興味を注ぎ込めれるのではないかとわくわくしている) 体をこわさず、年を越せますように。 まみすけ

        ライナーノーツ【棄猫物語】

        • ライナーノーツ【自殺日和】

        • 近々セルフライナーノーツをまとめてあげようと企んでおる。去年のクリスマスにフラワ様とDAWの色々一式を購入して約半年、ボカロの曲だけで11作作れたので適正職業に度々出てきた作曲家ってのは強ち間違ってなかったのかもな?楽器なんて弾けないけどDAWは少し理解できてきた。

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        記事

          お久しぶりです。100万年振りにパソコンの電源を入れたのでちょっと覗きに来ました。全く更新の無い私のnoteなのにちょくちょくすきのお知らせが届き励みになっている。書いてよかったな、書けてよかったな、なんて。Twitterには常駐しておるのでよかったらフォローしてくださいな。

          お久しぶりです。100万年振りにパソコンの電源を入れたのでちょっと覗きに来ました。全く更新の無い私のnoteなのにちょくちょくすきのお知らせが届き励みになっている。書いてよかったな、書けてよかったな、なんて。Twitterには常駐しておるのでよかったらフォローしてくださいな。

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          ハリウッドフォーエバー 死者の日2019 (4)

          ハリウッドフォーエバー 死者の日2019 (4)

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          ハリウッドフォーエバー 死者の日2019 (3)

          ハリウッドフォーエバー 死者の日2019 (3)

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          ハリウッドフォーエバー 死者の日 2019 (2)

          ハリウッドフォーエバー 死者の日 2019 (2)

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          ハリウッドフォーエバー 死者の日 2019 (1)

          ハリウッドフォーエバー 死者の日 2019 (1)

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          どこかの戦争

          青年がその弾丸を胸に受ける時 彼は愛を感じたであろうか その弾は敵の故郷の人々の 愛であふれていた 収集された鉄くずに込められた 愛 ゴム製品に込められた 愛 ベーコンの油に込められた 愛 国の為に戦う愛しい人々へ 向けて込められた ただ単に 純粋な 愛 それらを使って造られた 愛にあふれた弾丸は 同じように人を愛する青年を貫いた その愛は戦争という名の殺人行為により 脆く 滅びた それを愛と呼ぶには わたしたちは 只、ただ 愚かであった それが戦争 繰り返される 意味の

          どこかの戦争

          四六時中の刹那 (8)

          *** そいつは何のためらいもなく転がる私に向けて放尿した。嫌でも伝わってくるそいつの内臓の温かさが暴力的に私を慰めた。開放感溢れるような眼差しを向けてそいつは私を見下していた。ゆっくりと煙草に火をつけるとそいつはしゃがみこみ、私と視線を同じにしてニヤリと笑ったかと思うと、一瞬の躊躇いもなく私の首筋に煙草を押し付けた。私の頭は縮れて、纏わり付くような血の流れが血管を支配した。ふわりと空中に浮かんでいるようだった。嗚咽のようなため息が消え入るようにこぼれ、私はあろうことか泣い

          四六時中の刹那 (8)

          マーフィー ランチ

          1930年代ナチスの信条に感化された夫婦は軍事複合施設を建て活動の拠点にしていた。日本軍が真珠湾を攻撃した次の日夫婦と50人余りの管理者たちは捕らえられそこは廃墟と化したマーフィー ランチ。至る所に急な階段があり、グラフィティで埋め尽くされたその場所は異世界のようだった。 写真はクリックすると大きく見れます。 些細な事で勃発した夫婦喧嘩という戦争は私達の未来を暗闇に引きずり込んでいく。人に指図されたり、やろうと思っていた事を急かされると私のやる気は失せてしまう。めんどくさ

          マーフィー ランチ

          四六時中の刹那 (7)

          ふーくんのお嫁さんはユキちゃんだ。ユキちゃんは六人兄弟の長女でおばあちゃんに育てられたから煮物とか焼き魚とかお漬物とかすごく上手で、その料理がふーくんの胃袋を掴んで離さなかったんだと思う。ふーくんは私の膝に足を乗せてユキちゃんに電話する。ユキちゃんはずっと私とふーくんが児童園にいた時から友達だ。ふーくんは私のお兄ちゃんみたいでお兄ちゃんじゃなかった。本当のお兄ちゃんは妹をかわいがらない事はよく知っていたから。ふーくんが結婚するって言った時少しだけ動揺したけれど相手がユキちゃん

          四六時中の刹那 (7)

          鈍い感触の 直感的な愛情

          道化の心の闇の深さは はかり知れない不気味さを併せ持っている わたしが体中を煮えたぎる血のようにして欲すとき あなたは幾分か離れた場所に突っ立って 傍観者になる その心理戦みたいな距離感がいたたまれなく嫌で 嫌で 嫌で 躍起になってそれを抉ってやろうと思う 痛めつければ痛めつけるほど あなたは美しさを増して 心持たぬビスクドールのように 虚ろなまなざしで わたしを見透かす わたしをこぼす わたしを遠くへやってしまう 犬を拾ってきたのは当てつけで その泥まみれがわたしを安心

          鈍い感触の 直感的な愛情

          当たり前が欲しい、私たち

          私はファザコンだと思う。ファザコンを通り越して父は私の恋人のようなものだと思っている。 永遠に結ばれない、魂の恋人。 父は私が18の時に死んだ。 家を出て女の家に転がり込んでそこで病気になって鎌倉の病院で死んだ。 もう永遠に会えない私の恋人。この恋人に勝てる相手は今のところどこにもいない。困ったものだ。 私はこの恋煩いを死でもってしか消化できないんだから。 否、死でさえも無理なのかもしれない。 乳房の違和感、ねえ私を切り裂くその不気味な物体を消去して。 まんじ、 父は私を

          当たり前が欲しい、私たち

          雨垂れ

          私はなんと暴力的なやり方で あなたの愛情を 求めてきたのでしょう 美しい殻の中には 醜い内臓が詰まっています 私はその汚れたあなたの内臓を 愛でたいのです 苦しみのその先にある 楽園なら 少しだけ覗いてみたいと思いました 甘く美しい幻のような苦しみは 尊いあなたの眼差しのように 澄んでいて ぞくぞくします その深淵のような瞳で 覗き込んで 私の息の根を半分ばかり 潰してはくれないでしょうか その力無い ほそい指先で 私の太った頸の根を 少しばかり 絞めてはくれないで