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高額コンテンツに対して思うこと

世の中には、いわゆる「高額コンテンツ」(単価数十万円のもの)が溢れています。

その中には、
「これさえあれば、あなたの人生が丸ごといい方向に変わる!」
と錯覚させるものも。

私もいくつか買ってみて、実際にサービスも受けたことがあります。

この記事では、体験したことから、高額コンテンツとどう向き合えばいいのか、私なりの考えを綴っていきます。

コンテンツを買った効果は!?

私が買ったコンテンツ、売られる時には、提供者本人か、紹介者が、
「私はこれで人生が変わったし、本当にいいものだよ」
って必ず言います。

売れたら紹介者にも紹介料が入るし、
本人にとっては、本当に人生がまるっと変わったと思っているのでしょうが、

正直なところ、そのコンテンツを受けた結果、人生のほんの一部が変わったけれども、根本的なところにアプローチできていないし、本当に変わりたかったところは変わっていないなぁというのが私の感想。

支払ったお金に見合った結果、出てなくない?と思ってしまうこと多々でした。

ちなみに、買ったコンテンツは、5つほどで総額300万円を超えます。

人はなぜコンテンツを買うのか

そもそも、私も含めて、なぜ人は大金を出してまでコンテンツを買う(買った)のでしょうか?

✔今の状況を改善したい
✔自分では解決できない問題がある
✔なりたい姿はあるけれども、どうしたらなれるのかわからない

これって、要するに、
『今のままでは自分は幸せではないから、
近い未来に幸せになるために、障害を取り除いてもらいたい』
ということなのではないでしょうか。

自分の力ではどうしようもないことが、他の誰かの手によって可能になる。
その可能性に賭けること自体は悪いことではありません。

ただ、それも程度問題。

一人で誰かの人生を丸ごと変えるのは無理です

「この人についていけば、自分の人生は救われる、丸ごと変えられる。確実に変えてくれる」
そう思わせれば、コンテンツは売れるかもしれませんし、世の中のコンテンツの売り文句は、そう錯覚させるものが多いです。

でも、一人の人、一つの組織が、誰かの人生をまるっと変えるのは不可能です。
だって、生まれも育ちも、これまでの経験も、価値観も全く違うのに、その人の人生をありのままに理解すること自体が極めて難しいことだから。

それなのに、提供側(特に詐欺系)は、
「私に従えば人生を変えられる」
とある意味自信を持って言いますよね。

そちらの方が売れるから。

そして、
「判断を人に委ねたい」
「自分の頭で考えられない」
という人を筆頭に、そういうコンテンツに溺れていく。

実際にあった例です。
・根本的な問題が解決しなかった
・コンテンツ提供者に依存してしまって言いなりになった
・もっと怪しいものに依存するようになった

こうなると、最後は永久にそのコンテンツ提供者、または、もっとずっと怪しいものへ永久に課金し続けることになります。

良心的なものであれば、ちゃんと卒業、独立させるようにしますし、高額を取った分、最後まで面倒を見るものですが、そこまでのものはレアです。

そもそも、良心的なものは、できることとできないこともちゃんと事前に伝えますが…。

本来の課題解決の形とは

コンテンツを買う側も依存しない態度、違和感があったら抜け出す勇気を持たないといけないです。
なかなか難しいことではありますが…。

そもそも、本当の課題解決って、誰かにまるっと頼ることでは不可能だということを心に刻んでおかなくてはなりません。

私が考える、本来の課題解決・目標達成ってこんなイメージです。
①本当にありたい姿を、本心で確認する
②ありたい姿を具体的にする
③ありたい姿を達成するにはどうすればいいかを考える
④目標に向かって行動する過程で、必要であれば部分的にプロの手を借りる

必要なところだけ手伝ってもらえれば、数十万円という出費にならないはずです。
それに、手伝うプロの方も、範囲が狭い方が負担も少ないですし、クオリティの高いものを提供できるのてはないでしょうか。

私がサービスを提供するなら

もし、私が、コンテンビジネスに本腰を入れてやろうとするなら、どうするかなって考えてみました。

本当に目の前の人を手助けしようと思うなら、その本人がお金のことでストレスを感じないお値段に設定します。

あまりにも高額にしてしまうと、本当に必要な人にサービスが届かないんじゃないかなと思うから。
(生活のことを考える場合は、別の手段でお金を得てもいいですし)

もし、提供している価値と労力が見合わなくなってきたと感じたら、富裕層向けの高額コースとか作るかもしれませんが、本当に必要な人に届くシステムは残しておきたいな。

あなたの大切なお金は、 あなたのために。
あなたの経験や、本当に欲しいものに、
あなたの必要な人のために使って欲しいから。

甘いと言われそうですが、今の私の結論です。

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