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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第68日「一瞬で自分を変える法」

読書ノート 2024/5/10

❶[1BOOK]
「一瞬で自分を変える法」
アンソニー・ロビンズ著 本田健訳 (株)三笠書房 知的生き方文庫
2012年6月10日 第1刷発行

❷[3POINT +1]
◎役者のことば〜人生には恩師にまさる「恩書」がある!
実は私も、十年以上前に彼の著書を読んで、人生が劇的に変わった一人です。
その後、落ち込んだ時や人生の節目に何度も本書を読み直しては、決意を新たにしてきました。本書は、私にとって、恩人ならぬ「恩書」とでも言うべきもので、翻訳にも力が入りました。

① 「一瞬にして劇的に」自分が進化する!
☆自分に都合のいいことだけ“臨場感たっぷり“に想像する
もともと心地よいと思っていた思い出を、さらに大きく、明るくイメージしてみると、あなた自身もより楽しい気持ちになり、力が湧いてくると感じるだろう。
視覚、聴覚、体感覚の3つの感覚のうち、どれに重点を置くかは人それぞれである。

② 「やる気」が自動発火する身体のつくり方
☆「信じる力」は人を“無敵“にも“無力“にもする
内面的イメージと生理機能を変えると、免疫システムも変わる。
心と身体はつながっているため、気分が高揚すると人間の電場にも変化が生じ、普段はできないことができるようになる。私自身の経験や本から得た知識によると、人間の身体には私たちが思っているほど限界はないのである。

③ 「戦わずして勝つ」言葉の魔力
☆常に“力ずく“よりは上手い方法がある
一つは、「言い負かす」よりも「相手を受け容れる」ことで相手を説得しやすくなること。
二つ目は、人間の行動パターンは脳に刻み込まれているわけではないということ。
どちらにも共通しているは柔軟性だ。解けないパズルを前にして、同じことを繰り返していても、結果は出せない。問題を解決するには、状況に応じて自分を変え、適応し、実験し、新しいことに挑戦しなければならない。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「行動する人間になれ。主導権を握れ。行動しろ。身につけたことを活用しろ。今すぐに。自分のためだけではなく人のためにも。」

❹[1episode]
☆最後に、あなたの成功を確信する!
ぜひ、自分の人生を「名作」と呼べるすばらしいものにしてほしい。口先だけではなく、実践する人になってほしい。そういう人が世の中の度肝を抜くような成功を収められるのだ。
自分の夢や希望を着実に実現していく数少ない人々の一員になってほしい。
私は、持てる力を生かしてすばらしい成功を収めた人々の物語からたくさんの刺激を受けた。私の物語、つまり本書があなたの刺激となったら幸いである。
あなたの学ぶ姿勢と、成長と進歩を目指す意気込みはすばらしい。私自身の人生に大きな変化をもたらした原理原則のいくつかを分かち合えたことをうれしく思う。
成功を求める探求の旅が実り多いものであると同時に、決して行き詰まることがないよう祈っている。
自らが定めた一つの目標をいったん達成したら、次なる目標を目指してほしい。
いつまでも一つの夢にしがみつかず、より大きな夢を抱き、自分の国の豊かさを享受するだけでなく、より良い国をつくるために貢献してほしい。
そして、人生から勝ち取るだけではなく、愛し、惜しみなく与えるために努力してほしい。

❺「本を語る」
この本を最初に読んでから、おそらく3年は経つだろうと思います。その間に、私も大きな変化を見せました。
[思いついたこと]
久しぶりにこの本を手に取り、パラパラとめくったとき、「あれ?」と思いました。実は、今年2月〜4月にかけて、私はNLP(神経言語プログラム)のプラクショナーコースを受講したのです。だから、この本で目につく言葉が全部NLPのテキストで説明されていたことに気づいたのです。つまり私は、NLPを受講する前から、それらの言葉を本を通して、知っていたと言うことです。
[そして]
セミナーでは、ただ座って話を聞くのではなく、実際に身体を動かし、意見や感想を述べ、それぞれの言葉の意味と、いろいろな方法を「体得」するようになっていました。例えば、動きだけで「感情」を表現したり、過去の記憶を書き換える方法を試したり。しかも、少人数だったこともあって、受講生だけでなく講師とも仲良くなり、心を開いて「ありのままの自分」と向き合うことができました。
[しかし]
私はすでに、いろんなセミナーに参加したことや、たくさんの本を読むことによって、それらの言葉やメソッドを知っていました。いや、知っている、わかっていると思っていたのです。今回の受講の最大の成果は、そういった自分の思い込みも含めて、本当の意味で、「自分を変える」ことができました。そんな中で、改めて読書習慣を再開し、毎日、確認をするようになったのです。考え方を変えれば、一瞬にして自分は変えられます。でも、すぐに戻ってしまうのも事実です。
[だからこそ]
毎日の小さな積み重ね「ベイビーステップ」によって、少しずつ前に進み、上を目指すことが必要なのです。人生は、一直線には進みません。勢いよく飛び上がっても、力が尽きれば急降下してしまいます。それよりは、同じところをぐるぐる回りながら、次元を上げていく、らせん階段の方が、遠回りのように見えても、着実に自分を変える方法なのだ、と私は思います。


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