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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第20日「覚悟の磨き方」




❶[1BOOK]
「覚悟の磨き方 超訳吉田松陰」
池田貴将編著 サンクチュアリ出版
2013年6月10日初版発行 2020年3月31日第37刷発行

❷[3POINT +1]
◎PROLOGUE〜誰よりも熱く、誰よりも冷静だった天才思想家
英雄たちを感化した、松蔭の教えはシンプルで力強い。
学者でありながら、てらいや見栄、観念的なことをとことん嫌ったからだろう。
逆境にあるときほど、そんな思想が大きな力になることもある。
本当に後悔しない生き方とは一体なにか。この本を媒介として、ともに考えられたら嬉しく思う。(池田貴将)

①006 そこに未来がある
自分の心がそうせよと叫ぶなら、
ひるむことなく、すぐに従うべきだと思います。

②059 人をみきわめる
自分の生きる道を知る人は、いつも地道でありながら、
その行動には迷いがないものです。
そして自分の言葉で、自分の行動をごまかすことを最低の恥とします。

③156 信じて疑わない
私は
人を疑い続けて、うまくやるよりも、
人を信じ続けて、馬鹿を見る男になりたい。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]

❹[1episode]
☆126 本の持つ力
どんな本でもいいのです。
本を開いてみれば、その瞬間、人生が変わるかもしれません。
本にはそんな可能性を持った言葉が無数に転がっています。
でも読む人はあまりいません。
読んだとしても、ほとんどの人は
本に書かれている教えを真似しようとしません。
一度、真似してみればいいのにと切実に思います。
ひとつでもいいんです。
実際、真似してみたら驚くことだらけです。
そうしたらこんなこともできるんじゃないかと、
他にも試してみたいことがあふれてきて、
そのうち、
「これは一生かかってもやりきれないな」
と気づくことになります。もっと早くやれば良かったと。
ああ、
とにかく、真似してみれば間違いないんです。
これは、
わざわざ言うことではないかもしれませんが、
言わずにはいられないのです。

❺「本を語る」
この本は、何度も何度も、読んでいます。176の辞世の句まで、どのページを開いても、そこにはエネルギーがあふれています。
[思いついたこと]
自分の波動が弱まっているな、エネルギーが落ちているな、「覚悟」が揺らいでいるな、と感じたとき、いつもこの本を思い出します。通読することはありません。心のままにページを開くと、決まってその時に、自分が必要とする言葉に出会えるのです。つまり、私にとっては、一種のバイブルなのです。
[そして]
読むたびに、心が奮い立つのです。心の底から湧き上がってくる「ワクワク」。
知っていますか?ペリーの来航から明治維新の年まで、たった15年です。それまで「攘夷」を唱えていた松蔭が、頭を切り替えて外国の文化を学びたいと、黒船に密航しようとしたのが25歳。亡くなったのは30歳。その短い期間に、多くの弟子を育て、その後の日本を変える「原動力」となったのです。これだけでも感動しますよね。
[しかし]
ただ、素晴らしいと賞賛を述べるだけでは、何にもなりません。彼の努力は相当なものでした。歩きながらでも本を読み、獄中でも本を読み、弟子をも「友人」あるいは「同志」として「一緒に学ぶ」という姿勢は、「真似すべき」ことです。松下村塾では、毎日議論を闘わせていたそうです。一方的に、「教授」したのではないからこそ、偉大な弟子たちが育ったのです。たった15年の「疾風怒濤」の時代は、どことなく現在の日本の状況に似ていませんか。
[だからこそ]
今、本を読み、学ぶ時だと思います。コロナ禍で抑えられていた旅行や食事や買い物が、ようやく開放されて、夢中になるのは仕方がないことかもしれません。みんなが浮かれている時にこそ、自分の将来をしっかり見据え、今やるべきこと、これからやりたいことを見失わないことが大切です。そのための「覚悟」を決めるのです。

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