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季語『花菜畑』

泣きやまぬキミの手ひいて花菜畑はななばた

小さい子が泣き続けて
全身でしゃくり上げてる様を見ると
どうにかしてあげたくなります。
これも「子どものお仕事」と思えば
パワフルで見事なんですけれど。

我が子をあやすために、
菜の花を見に連れ出した経験はないので
この句は類想になります。

ふた昔ぐらい前の話。
長男はカンの強い子で
寝かしつけには手を焼きました。
長女は緊張するとよく泣く子でした。
子ども達が赤ちゃんだった頃の私は
心配ばかりしていたような気がします。

長男は、抱っこしながら
ボブ・マーリィをかけて私がステップを踏むと
けっこう寝つきがよくて。
親のほうの気が紛れたからかもしれません。
ちなみに、長女は幼稚園の頃に
忌野清志郎の歌を口ずさんでいました。
三つ子の魂なのか、今も”隠れ個性派”の2人です。

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