ヤクルト指名選手紹介 下位指名、育成編

ヤクルト指名選手紹介3回目は下位指名で括ろうと思う。下位指名にもなってくると尚更見てるわけじゃないからね。

5位指名 並木 秀尊(獨協大学)

前回のコラムで「今季のドラフトは関係性萌え」だと書いたが、並木との関係性は1位の木澤とだ。3年冬の代表合宿は結果的に全国の大卒選手の相対的評価ができる唯一の機会となってしまったが、ここで木澤を含む3安打を放ち評価を上げている。

仮想ではヤクルトが獲るべき選手として五十幡を指名したが、五十幡にも負けず劣らずの走力を持ち合わせている。ただ東都の2部ということもあり、どこまで打撃を信頼して良いのかは疑問。長打もあまり期待できるタイプではなさそうだ。それでも単打で盗塁ができれば二塁打の価値にはなる。現在代走で盗塁を決められる選手が塩見くらい。その塩見もレギュラーはってもらわないと困る選手なので代走要因としてでも1年1軍にいる可能性はあると思っている。

6位指名 嘉手苅 浩太(日本航空石川高)

指名まで名前を聞いてなかった投手。そもそも高卒投手ってあまりリストアップしてなかったのよね。ただ、この順位で獲得するのなら夢のある選手をとりたい。そういう意味では面白い投手を獲ったよ。

身長191cm体重106kgの体格は高卒だと過去最大になるんじゃないだろうか。

映像を見ると身体の使い方が雑で体格を全然活かせてないように見える。その分伸びしろも大きいはずだ。育て方次第では150後半投げられる投手になる可能性を秘めている。ヤクルトに育てられるコーチがいるのか?という疑問は分からんでも無いが、過去には140前半しか出してなかった高橋奎二の球速を150前半まで持っていった実績もある。期待しとるよ。

育成1位指名 下 慎之介(健大高崎高)

嘉手苅と同じ高卒の原石選手という意味で下の育成1位評価はちょっと納得がいかない。どちらかと言えば彼の方が評価は高かった印象だ。契約金ケチった感がでてしまう。

明治神宮大会の準優勝投手ということでそれなりの実績もある。投げ方は気持ちガチャガチャしているがそれ故に打ちづらさも見て取れる。かつスライダーのキレは一級品。もう一つ武器が欲しいところではあるが、育てる価値のある投手だと思う。

育成2位指名 赤羽 由紘(信濃グランセローズ)

今回の指名の中で一番新鮮な面白さを感じたのは彼。まだ20歳でありながらBCリーグで2年で14本のホームランを放っている。打率は.270と並。かつ三振も多いがしっかりバットが振れている証拠。

濱田くん的なインコースの捌きも塩見ばりの逆方向のパンチ力も持ち合わせている打者。そして華麗なバット投げ。ワクワクできる選手だ。現在2軍のサードがガラ空きでもあるのでしばらくサードをやらせてみる価値のある打者だと思うよ。

育成3位指名 松井 聖(信濃グランセローズ)

一方でヤクルトらしい独立で穴を埋めにいきたのが松井になるのかな。大学中退からIL香川を経ての信濃なので25歳と遅咲きの選手になる。今季は独立で3割をマークした。役割とすれば大村さんと丸かぶりにはなる。外野もできるらしいので役割に困ることは無いと思うが。

育成4位指名 丸山 翔大(西日本工業大学)

映像もろくにないのでよくわからんが192cmとやたら背の高い投手。内定先が決まっていたが、ヤクルトの指名となった。まぁ理解は得ているとのことなので大丈夫なのだろう。


これで現存選手+指名選手で合わせて77人。ここから戦力外で何人減らしていくかが注目点になる。おそらく下と赤羽は来季1軍の予定は無いと思うので67が支配下のMAXになるのかな。支配下+育成が合計70を超えるのかどうかも来季へのやる気を図る指標にはなると思う。

ただ、一方で今季戸田の投手陣ってかなりダブついてたんだよねぇ。年間を通して投手のけが人自体は少なかったのよ。

ともあれまだ始まっても居ないので新人へかけるものは期待しか無い。指名した全選手が、後々球界を代表する選手になってくれることを期待するよ!

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