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2021-11-10 勝負を分けた初回の攻撃と 新時代の「怪物」奥川と Ys4-0G #CS01

とりあえず初戦がとれてホッとしたというのが正直な感想。セ・リーグチャンピオンとして臨むCSファイナル。だからこそスタートダッシュが肝心となる。18年のCS1stはよーいどんで2連敗で終了でもあったからねぇ。

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初回の塩見内野フライタッチアップはそれくらいすごいプレーだった。これショートじゃなくてレフトが取っていればとも思ったがウィーラーかなり後ろに守っていたみたいで。そういう意味では山田の四球も大きかった。逆方向に強い球が打てる村上ならそらそうか。結果として坂本の大勢が崩れ、スタートのきっかけができた。そもそも先頭でいきなり2ベースで出られた事自体も塩見偉いんだがね。

そして続くサンタナ。

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典型的な「トラブル後の1球」案件。内野フライで1点。同様が隠せない中での初球をサンタナが逃さなかった。

バットの先ながら力でもっていく一発。風にも乗りレフトスタンドへ。現地では「バコン」という音が鳴り響いたよ。初回の3点がチームを勢いづけたのは間違いない。

だからこそ奥川のピッチングが大事になってくる。ここまでも2年目とは思えないくらいのピッチングをしていたが敢えて言えばの懸念事項は2つほどあった。立ち上がりと試合後半の連打だ。奥川の魅力は驚異的なストライク率の高さ。四球の少なさということになるが、その分打たれるときは一瞬で大量失点を食らうことがある。

ただ今日の奥川は文句なしだったね。ピンチらしいピンチは5回くらいか。特に小技の効く1番2番。松原若林から5つの三振を奪えたのは大きかった。特に松原から奪った3つの三振の内容が完璧。

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3回オモテはランナーを抱えている場面ながらアウトローにボールを集めそこからのインコースストレート。ここでもうパニックになったのか

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3打席目4打席目はいともあっさりと落とす球で空振りが奪えた。3打席でわずか11球。粘らせたらめんどくさい相手を粘らせなかった事が100球未満の完封劇。マダックスにつながったと思う。

そういや奥川プロ初勝利の時も三塁側で見てたんだな。

あのときは初回に連打を浴び4失点。直後に取り返してもらいプロ初勝利を上げることができたが、まだ今年1年くらいはこういうピッチングを見守っていくものだと思ってた。ストライクゾーンにボールを集めすぎるところからいずれは駆け引きをしていくようなピッチャーに成長するのだと。それが今ではストライクゾーンにボールを集めながらも抑え続けることのできるピッチャーになってしまった。これが新時代の怪物なんだろうね。

いいものを見させていただきました。

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