マツダで赤傘が振られること

いちヤクルトファンとしてどうしても落として欲しくない試合を選手が勝ってくれた。「赤傘の件は広島球団からヤクルトファンに向けられた嫌がらせ」なので選手は直接関係の無い話とも言えるのだ。そこに私含む少なくないヤクルトファンの怨念が乗ってしまうのが残念でならない。もっと普通に野球を、応援を楽しみたい。

赤傘の企画の問題点については以前のnoteを読んで欲しい。

---広島戦は開幕前にすべての試合のチケットを販売する手法
「いつも3月1日から全試合売る。ずっと前から。そのほうがうちとしては早くどれくらいの人が入るかみえるから。みえたらある程度、弱い所が当然出てくる。弱いところに招待をかけていく。いろいろ仕掛けをしていったり。ヤクルトの傘。赤いシリーズとか」(出典:サンスポ特別版「カープ連覇」より

松田元オーナーの発言によれば赤傘含む赤いシリーズは3月のチケット販売で売上の弱いところにつっこむそうだ。なので今まで発表は4月に行われることが多かった。ただ今回の発表は6/25ギリギリ。すでにある程度売り切ってるタイミングで行った。

---アイデアはシーズン中から考えている「いつもやってないと不味いから。一番、最初にやったのはジャイアンツのタオル。ものすごくぶさいくじゃなと思ったけど、赤いタオルにして。相手球団をからかう形でやろうという話になったんじゃ。僕が考えてやるんじゃなくて、ファンと球団がその意味合いを理解して、意図をファンの人に理解してもらいながら一体となってやるということ。からかいよるというのは分かってくれてるとは思うけど。赤い傘なんかも、こっちが振っちゃれや…とやるような感じで」
---からかう企画は相手球団に伝える?
「言うよ・社長に。こういう形でやるけんねと。それは仁義じゃけ。普通は嫌がられん。ヤクルトは嫌がるんじゃ。あれは応援団がやっとるんで、応援団から苦情が来るらしいわ」(出典:サンスポ特別版「カープ連覇」より

売れ残り対策ですらない。残されてるのは松田元の「悪意」のみだ。

その上で今回の企画。今回はサザンの「波乗りジョニー」に合わせて広島ファンに赤傘を振らせたそうだ。この前はSMAPの「ありがとう」だったな。別になんでもいいから傘振らせたいんだろうな。正直ちょっと広島ファンの中でもやらされてる感満載の人もいたと思う。でも無邪気に楽しんでる人も少なくない数いるのだろう。映像では特に注釈をつけることなくただ赤傘が舞う、笑顔があふれる。そのような光景が映し出された。一面に咲く彼岸花のようだった。ちなみに7回のヤクルトファンの傘の東京音頭は映されなかった。

今、中日の応援歌問題がワイドショーを賑わせている。「お前」という表現がどうとかこうとか。それはそれでそれなりに意義のあることかもしれない。が、それでもアレは中日球団内におけるディスコミュニケーションの問題。一方でこちらは広島球団によるヤクルトファンへの嫌がらせ企画悪質さはこっちの方が。ただ現状オフィシャルなリリースが無いと表沙汰になりにくい。今回も報知が一部のヤクルトファンが怒っている。という形で軽く触れたのみだ。

今年もヤクルト球団に電話は入れた。

基本は状況の確認。最後だけは自分の訴えになる。球団で見解を出すということは相手チームへの批判にもなる。事を荒立てることになる。そうしたくない気持ちは分かる。ただ、このまま当たり前のように一部というには多すぎるくらいの数のファンが苦しみ荒れる状況はいい加減どうにかして欲しい。いちファンができることの限界はここまでだと思ってる。こういう勝っても「どす黒い気持ち」が残る状態はもう簡便して欲しいのが正直な気持ちだ。

長い記事になってしまった。中盤仕事でしっかり見ることが出来なかったがいい試合だった。試合の事は別で書く。

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