田川と松本に今必要なものと 2019-08-24 Ys4-7T

踏んだり蹴ったりの試合だ。試合前のハフは勤続疲労も否めないと思う。近藤さんのトラブルは投げてようが投げまいが避けられるものではなかったがハフと同時のタイミングで離脱は痛すぎる。とにかく回復を願うよ。正直中継ぎ陣の計算はもう立たないよね。

先発田川のピッチング。左のコンパクトに振り抜く打者が直球を振り遅れていたように球の質は良かった。ただ、球が終始高いと1軍クラスでは2~3巡目には拾われてしまう。中村もカーブを混ぜたり1巡目と2巡目で目線を変えようとしている意図は見えたが、それだけでは抑えきることが出来なかった。次回のチャンスがありそうなので次は低く投げきる球が増えてくれることに期待してる。

昨日は中村は2つのパスボールもあった。昨日に限らず8月に入ってから持ち前の壁性能が落ちているように見える。心身ともに疲労が残っている部分は否めない。そらそうだ。今の順位の責任を(一人で負う必要は全く無いが)感じる部分もあるだろうし、常に傷むことの多いポジションでもある。

月並みな意見になってしまうし後付け感がでてしまうが、田川先発のタイミングで松本にマスクを預けるという手もあったとは思う。2試合連続の完投勝利を上げた時のマスクと考えればなおさらだ。そもそもハフ抹消による穴を埋める形の緊急的な措置だったようだが、結果的に試合中盤マスクを被らせてしまうと疑問が残る感じになってしまう。

忘れちゃいけないのは松本は田川の事をよく知っている一方で、中村ほど阪神の事を経験していないという事実だ。その上で松本を上げることに躊躇をした理由があるとすればここまで10打席ノーヒットに終わっていた事に尽きると思う。下でも大きなアピールをしていたとは言い難い。結果中村に昇格後のマスクを任せることになったのだと思う。僕たちが思っている以上に捕手の「打撃力」への比重は重い。

一方で昨日やっと松本に初ヒットが生まれた。これによってまた使い方にも幅が出てくると思う。

捕手複数制が当たり前になりつつある昨今。中村の負担を減らすためにも中村に匹敵する捕手が出てくる必要がある。松本も壁能力。キャッチングは中村と同等。肩に関しては中村以上のモノを持っていると思う。

大卒社会人とはいえまだ25歳。これからが身体的なピークに当たる。何より打力を磨いて欲しい。

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