仮想契約更改 山田哲人編 ~今季の仮想年俸を6億円にした理由~

想契約更改ラストは山田哲人。結局山田にいくら出せば良いのか?って話。最後だけアクセス稼ぎにいこうかとちょっと扇状的なサブタイトルをつけてみた。なんかnoteっぽくね?(偏見)

2020仮想契約更改 (21)

今季の山田哲人もトリプルスリーこそ達成できなかったもののOPS.961,35本塁打,33盗塁,98打点と錚々たる数字が並ぶ。連続盗塁の日本記録38も当然評価されるべき数字だ。加えて満塁本塁打と通算200号を同時に決める勝負強さも見せた。直接査定には影響しないだろうが、プレミア12決勝の逆転3ランも記憶に強く残る。ただ全体を通してみると得点圏打率.254はやや低め。一方で得点圏打点率は.439とリーグでも3位の成績だ。得点圏出塁率の数字はみつからないが、得点圏打数123は鈴木誠也をも下回る数字(138)。まともな勝負がなされないなかでずっと一発を狙っていた部分はあると思う。
結果出塁率-打率で算出されるIsoD(.130)はリーグトップ。「ウォーキングテツト」の異名がつくくらい今季歩き続けた。

守備面で言えば失策8はセカンドでほぼフル出場している数字としては立派な数字。菊池よりも少ない。DELTAが出すUZR0.9はちょっと不当に低いかなぁとも思う。特にRngR(守備範囲を示す指標)がマイナス(-0.7)なのはちょっと可哀相かなぁと。RngRはDELTAの職員がチェックする指標なのである程度話半分に訊くべきものだとは思っている。印象としてもそこまで狭いようには感じないが山田の場合あまり飛びつくことがないので、狭く感じさせるのかなぁとも思っている。

その上で仮想年俸は6億円に設定した。今季のノルマは現状維持でトリプルスリーに一つ足りないくらい。なぜそんなに上がるのか?って話になるだろうが、来季FAが控えているのが大きい。最悪の事態はFAでNPBの他球団に出ていかれるケース。仮に最悪の事態が起きた時の為に、中途半端な額にはできないとマモノコミュでは考えた。FAで出ていかれた場合、ランクAの選手は旧年俸の0.8倍の金銭が保証されることになっている。人的補償+0.5倍の金銭という手もあるが、28人枠を外れる中に金銭のみとの差額1億8000万に見合う選手がいるとも思えない。ならなるべく今のうちに金額を釣り上げておこうという考えだ。

もちろんヤクルトに残るにしてもこの金額は不釣り合いではないと思う。既に山田哲人はNPB歴代No.1と言っても差し支えないセカンドだ。比べる相手はロバート・ローズになるだろうか。ローズが日本にいたのが8年でOPS.933。比べて山田も8年通算でOPS.934。既に上回っている。安打数は足りてないが本塁打数もローズの167を大きく上回る202。NPBナンバーワンセカンドをスワローズは手放してはいけない。MLBなら仕方がない部分はあるが、NPBへの移籍はあまりに傷が深くなる。バレの放出が濃厚になっている今、山田まで出ていかれたらちょっと自分は前を向けなくなるよ。


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