中村の特筆すべき才能と廣岡勝負の論拠と 2019-07-24 G4-10Ys

相手先発の古川の制球があまりにストライクボールがはっきりしていたため初回に打ち崩さなくちゃいけないケースだった。結果2アウト満塁まで来てしまったが、4点とることができた。きっかけになった中村の打席。

低めの球をキッチリ強くサードの上に打ち返すことができた。サードライナーだったら目も当てられないケースだったが最近好調の中村だからこそ結果がでた形だと思う。

DELTAのデータを見るとゴロが減っているとの事。実際その感覚はある。今年は低めの球を面でとらえることで安定した数字を残せているイメージ。

中村がすごいと感じたのは、5月くらいから足を痛めていたにも関わらず大きな離脱をすることなく、試合をこなしながら治していった事だ。ファールボールを食らうことも多い、生傷も絶えない捕手のお仕事。その中でいつの間にか怪我を治し、好調を維持していたのは特筆すべき才能じゃないだろうか。

あともう一つ試合を分けたのは3回オモテ。無死走者一二塁の場面で太田にバントはなかなか頭を抱えた。点差は4点あるものの相手が巨人だと心許ない。その中で次が調子は上げているとはいえ、得点圏0割台の廣岡、打撃がいいとしても投手の石川。失敗していたら何考えてんの?って判断ではあったと思う。

その中でこの打席。追い込まれた時点で半分詰んでいるケースではある。ただ最後落とすべき大江のチェンジアップが落ちきらなかったところを廣岡がうまく拾った。拾ってしまえば廣岡の腕力で左中間まで持っていける。

廣岡に賭けた論拠を敢えて作るとすれば相手がまだ若い大江だったということになるだろうか。それでもしっかり落とされれば空振ってたが、その精度が高くない、どこかで失投が来ると踏んでいたのかもしれない。

こういう事もあるので自分の考えと異なる判断をされても罵倒はしないようにしたいなと感じた。


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