昨日は攻めすぎた試合だったと 2019-07-21 T5-2Ys

甲子園での2連敗。昨日に続き勝てそうな試合を落とした印象は否めない。ただ大前提として4安打じゃなんにせよキツイものはある。ただちょっと昨日は攻めすぎたのかなぁ。特に5回。

ともあれ試合を大きく分けちゃったのは近本への3ランになる。

2アウトから連打を食らって上位打線。ちょっと判断が鈍りやすいケースではあったと思う。が、それにしても内角を攻めすぎた感がある。

こういう時大事になるのが過去の2打席。この2打席もかなり内角を攻めている。ただこれがヒット。引っ掛けた形の一ゴロ。ちょっと攻略の糸口が見えたという感じはしない。そもそも山中はアンダーの変則投手。今日が初見と考えてもちょっと目線を変えて外を見せる選択があっても良かったとは思った。もう1球フリを入れる考えもなくは無いが、このケースだと甘く入るリスクの方が大きかった。外の球を左中間に運ばれる可能性も考えるがそっちのほうが諦めはつくケースだったかな。

何がともあれその前の西にヒットを打たれたほうがもったいなかったか。投手に打たれやすいタイプの投手とはいえちょっと慎重に入りたかった。

(山中)「内角を続けるか、外角にするか、迷ったまま投げてしまった」

ちょっとその感じがありありと出ちゃったケースかな。

あとはエンドランになるか。1点さらに欲しい場面。スクイズが正攻法になるならエンドランは奇策に当たる。

3-2のカウントならストライクゾーンに投げてくると踏んでのことなのだろうが結果的にはしっかり落とされている。ボールデッドにもならないので見極めても三塁ランナーが飛び出す。当てられるかどうかの勝負だった。

問題はこのプレーを期待するだけの打者に奥村がなっているかどうかということになる。要するにバットへ当てる率が高いのかどうか。

パッと見つかったのは「データで楽しむプロ野球」より、ストライクゾーンの見極め率だ。13.11%。これだけだと高いか低いかわからないが選球眼指標を見てみると空振り率は軒並み5~6台。高い選手は13~14くらいまでいくが、筒香浅村ブラッシュそして村上などのホームランバッターだ。村上の空振り率16.04はちょっと高すぎなくらい。

そこに匹敵する空振り率の奥村にこの指示はちょっとリスクが高すぎた感がある。ボール球ならバットに当てるデータがあるのかもしれんがその印象はまったくない。ストライクゾーンの空振り率がヤクルトで低いのは青木5.12% 雄平5.73% 中村6.29 雄平や中村だったらこの作戦も有効だったかもしれない。 

宮本慎也ヘッドコーチ(48)は試合後、「責任はサインを出したこちらにある。彼(奥村)がこの失敗をどう生かすかだ」と語った。

まぁかなり分の悪い賭けをさせたのはまだ成長過程のチームだからというのもあるのかもしれない。足りないことを明確化させることで次の成長に繋がってくれることを願うよ。

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