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フェブラリーS

今年の節分は例年の2月3日ではなく、2月2日だということで、一風変わった暦であることに加えて、私が生まれる前から何十年と毎年続いている「節分まつり」も昨今の事情を踏まえて中止となり、特殊な一年である。

2月と言えば、けっこう行事が多い印象で、2月3日の節分を筆頭に2月11日の建国記念の日、そして2月14日は愛を伝える「バレンタインデー」がある。

今は、バレンタインデーもすっかり恒例行事のひとつでマンネリズムも感じるところであるが、チョコレートやお菓子をもらえるうれしい一日である。

私が小学生から高校生のころはもう少しバレンタインデーが熱狂していた印象で、こどもにもその熱が伝わって、女子から男子にチョコレートを贈るってことが、その日の大きな話題であったような気がする。

個人的には、バレンタインデーの思い出といえば、苦い思い出しかない(笑)。

恥ずかしい思い出だが、少し話をさせていただきます。

高校一年生の2月14日、朝学校に投稿すると、机の中にリボンで綴じてある小さな化粧箱があった。
当時、彼女もいなかったし、そんな浮いた話があるタイプじゃないから、「どうしたんだろう」って思ったのが正直なところ。リボンの結び方もきれいじゃないし、化粧箱もどこかきれいじゃないから「どうせ男友達がだましで入れたんだろう」って思った。

で、「誰だよ、だましたのは!?」って教室の中で言ったんだけど、そうしたら仲の良い女友達が「そんなこと言ったらプレゼントした女子がかわいそうだよ!形がきれいじゃないのは仕方ないよ、きっとトリュフだよ!」と少し怒り気味に言ったので「そうかなぁ」と思って受け取った。

帰りに男友達とカラオケボックスに行ったのだが、「今日チョコもらったんだ!」と言ったら「見せろよ!」となったのでみんなで箱を開けた。

改めて見ても形がいびつだったが「トリュフらしいよ」言ったら、「食べてみなよ!」と。

じゃ、食べてみるよ!と言って食べたとき、ぐにゃっとした触感がしたことが忘れられない。にんにくペーストだった…
チョコは4つ入っていたが、その中身は「にんにく」「うめぼし」「木の実」「アルミホイル」だった。

今でもバレンタインデーになると毎年思い出す、苦い思い出だ。
2月のイベントはノスタルジーと忘れがたき屈辱を思い出させる。

さて、2月(フェブラリー)は一発目のG1レースが開催される。

アグネスデジタルで大的中した甘い思い出のあるレース。
今年も良い結果を迎えて2月の記憶を塗り替えたい。

<フェブラリーS予想>

芝スタートの東京1600mということで、ダートG1の中ではスピードが求められるレース。
追い込みが有利なコースという印象が強いが、東京1600mダートで一番結果がよい脚質は「先行」。以外にペースが落ち着く傾向がある。
過去のフェブラリーSの結果を見ても、コパノリッキーやエスポワールシチーが穴で爆走している。

フェブラリーSの前哨戦である根岸Sとのレース比較もポイント。根岸Sは1400mだが、完全に「追い込み」有利。

この原因はレースラップを見ればわかる。
根岸Sはスタート2ハロン目から10秒台、11秒台位のラップが続き、ラスト2ハロンも11秒台後半のラップが刻まれる。末脚の速い馬が強い傾向だ。ちなみにこれが阪神1400mだとラスト2ハロンは12秒前半~ラスト1ハロンは12秒後半になる。

フェブラリーSのレースラップを見るとラスト1ハロンは12秒中盤が多い。末脚の速い馬だけでなく、先行して粘れる馬も力を発揮できるレースである。

今年のメンバーを見ていると、ハイペースにはならないと思う。
①エアアルマスは追い込みの作戦、②インティが行ければ行きそうだが、番手に控えるつもりだろう。その他先行馬は⑤サクセスエナジーだが、スタートから押して押していくタイプ。

スローペースに近いミドルペースと見た。

◎ 5 サクセスエナジー
昨年5月のオープン特別では58キロ、59キロを背負って2連勝、4月のコーラルSでは57.5キロを背負ってレッドルゼル(55キロ)と0.1差の2着。
能力はここに入っても上位だと思う。
もともとが叩いて調子を上げるタイプ。前走の根岸Sは、後ろ有利の展開に加えて間隔があいていたことが敗因。プロキオンS、JBCスプリントは出遅れて万事休す。負けているときは敗因がはっきり。
今回ノーマークで2番手につけられる展開なら激走があって良い。

○ 2 インティ
一昨年の勝ち馬。その後リズムを崩しているが、昨年のチャンピオンズカップ3着は自力上位。
前走はビッチリマークされたために折り合いを欠いたのがすべて。
前走の負けで今回はマークも緩むだろう。おそらく逃げると思うがスローペースでいければ逃げ粘りも十分ある。

▲ 10 エアスピネル
芝のマイルG1で好勝負を繰り返していた馬。8歳になったがもともとの脚力は上位。前回のチャンピオンズCもそこそこ走っている。
時計の速いダートで必ず前進するだろう。

★ 12 ヤマニンアンプリメ
好位置から競馬ができる器用さがある。前走も見せ場あり。
昨年のプロキオンSぐらいは知れれば、牝馬で斤量2キロ差を活かして激走もある。

その他、サンライズノヴァ、オーヴェルニュ、ソリストサンダーの追い込み勢が抑え。

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