2024年の安全保障考察~認知戦対策には抽象度思考

2024年の日本の安全保障について纏める機会があったので、それを掲載します。


①2024年の日本の安全保障について

 2024年の日本の安全保障上の課題は、戦争を起こさない・参加しない事です。最悪を想定して台湾有事、もしくはもっと先の日本の国防についてに備える事は必要だと思いますが、私は "China(習近平)は台湾を武力を使わず緩やかに侵略する" 論を支持していますので、戦争を煽る勢力の認知戦に捕らわれず、「我々日本は戦争を起こさない・参加しない」と国民全体が共通認識を持つ事が大事だと考えます。なお、侵略行為を受けた場合は反撃する事は当然の権利ですので、その備えは必要だと思います。

 備えについては、中長期的には、日本は核に頼らない核以上の抑止力を持つ事を目指すのが良いと考えます。例えばサイバー領域での世界最高の能力を持ち、他国が日本に対し戦争行為をしようとした場合、都市の一部を停電させる、軍事基地のコントロール能力を奪う事などができれば(それを日本がやったと宣言するかどうかは要検討)、日本と戦争をする動機を持つ国は無くなるでしょう。なお、その場合でも、日本に戦争をさせたい勢力は存在するので、認知戦対策は非常に重要です。

 ただ、その能力を持つには時間が掛かりますので、短期的には、核を持つ事の議論を行う事で抑止力を高める事等は必要だと思いますが、結論として、日本は核を持たない(その代わりに核以上の抑止力を持つ)という決断をして欲しい。

 平和の象徴の国家となるビジョンを掲げ、それを実現する事こそが、日本が今後、独立国としての平和を掴み、かつ永続的な平和を享受する事ができる道と考えます。

 「被爆国として核を持つ権利がある」という主張よりも抽象度を上げ、被爆国というポジションを世界平和のために使う事こそが、日本の役割だと考えますし、日本を中心とした世界平和を達成できた時こそ、戦争を煽る勢力がこの世から無くなる時だと思います。

 以上の事を達成するためにも、国民全体が、メディア等を使った認知戦に左右されない思考ができるようになる事、抽象度を上げる事が最重要課題です。

②地政学的考察

地政学的課題を、仏教のフレームワーク「⼗如是(じゅうにょぜ)」を使って考察しました。


③参考図書

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