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新しい学校へ異動 新しい挑戦が始まった

ワクワクと不安

 2022年4月、7年間勤務した学校から異動しました。
新しく勤務する学校は、
「どんな学校だろう」
「どんな先生たちと出会えるのだろう」
「どんな子供たちがいるのだろう」
と、ワクワクいっぱいでした。

 公立小学校の異動は、同業他社への転職のようなものと言われます。
社長(=校長)が変わる。
働く場所が変わる。
お客様、関係者(=子供達、保護者)が変わる。
ワクワクと共に、不安いっぱいで4月を迎えました。
この時期は、子どもたちだけでなく、先生も不安なんです。

今回は、年度末・年度はじめって忙しそうだけど、
先生たちは、何をしているのっていう疑問にほんの少し応えるべく、
異動前後のお話をnoteにまとめます。


前の学校:引き継ぎと、最後の時間

「先生、本当に異動するんですか?」
「〇〇小のGIGA、大丈夫なんですか?」
「『本当は、異動じゃなかってん』って、笑って4月からもいてくださいよー」
と、たくさんの先生方にお声かけいただきました。
たくさんのチャレンジをさせてもらったので、
たくさん失敗し、みなさんにたくさんご迷惑をかけたと思っていました。
一つ一つの言葉がとても嬉しかったです。

私がいなくなっても、
校内のみなさんに不都合なくGIGA環境を使い続けていただけるよう、
細心の注意を払って、引き継ぎしました。
後任の方には、たくさんの仕事を任せた形になったので、
とても申し訳なく感じているのですが、できる限り情報を文書化し、まとめて、伝達しました。

この伝達をやりきった時が3月23日。
途轍もない虚脱感に襲われました。
3月24日には、担任していた子どもたちとのお別れがあるので、この学校での全ての仕事をやりきった訳ではないのですが、脱力感は半端なかったです。
「この先の発展に、もう関われない」「寂しい」というのが本音でした。

3月24日。担任していた子供たちとのお別れの日。
通知票を一人一人に渡すときに、
「ずうっと、ずっと、大好きだよ」
と、全ての子に伝えました。
握手、ハイタッチ、ぎゅーを本人の希望に合わせてしました。
「3つともやって!」
という強者もたくさんいましたよ。

今年度は、担任していたのは1年生だったので、
たくさん語るより、たくさん遊んできました。
最後も、子どもたちにたくさん話すより、
「ずうっと、ずっと、大好きだよ」と、だけ伝えて、
残りの時間は、運動場で汗だくになるまで鬼ごっこしました。

最後の挨拶「さようなら」の後、
子どもたちが出ていった後の教室は、いつもよりとても寂しく感じました。そこからしばらく、虚で不毛な日々を過ごしました。


新任校へご挨拶

3月28日、ご挨拶に伺いました。
この時に、新しい学年と、担当部門を教えていただきました。
私の担当は、「GIGA推進主任」。
GIGAを進められる人(GIGA枠)での異動ということらしく、当然のポジションに収まりました。笑

つまり、
大手を振って、学校改革の提案をさせてもらえるポジションについたということです。
この仕事は、大変ですが、新しい学校でもチャレンジと変革を楽しんいこうと心を決めました。
この日から、私の中のスイッチが入りました。
文科省からのGIGAに関する情報や通達、参考文献を読みあさりました。


異動にあたって、自分で決めていたこと

前の勤務校の校長先生から、
「異動直後は、学校の様子をよく見るといいよ。」
「味方を作って、その方に、変化(やろうとしていること)を応援してもらうといいよ。」
と、教えていただきました。

私は、すでに入っているスイッチをOFFにしたり、燃え盛る炎を外に見えないようにできるほど器用な人間ではありません。
ストレートは得意ですが、カーブは苦手です。
しかし、長期的に成果を出すために、
この教えていただいたことを大切に、
自己調整していこうと決めました。


春休み、動き始めると、、

春休みは、1年間の学校体制・システムを構築し、教職員の共通理解を作っていく時期です。
この時の提案が1年間を決めると言っても過言ではありません。

この時期に、GIGA推進主任として、何も動かないわけにはいかないことに気がつきました。
移動直後にもかかわらず、周りの先生から、GIGA推進主任としてのコメントや提案を求められました。
前の校長先生と自分との約束をどう処理していいかわからず、頭の中は大混乱!!!

悩んだ挙句、、、、
やらずにモヤモヤするより、やってみてモヤモヤする方がましという結論に達しました。
そして、
異動前に自分が想定していたより3歩ほど前に出て、新しい学校で動き始めました。

この「出るか出ないか躊躇っている」様子が、不気味な感じに見えたのかもしれないなぁと反省しているエピソードがあります。
学年を組むことになった先生と、雑談の中で、血液型話になり、、、
「AB型ですか?」
と言われました。笑。
私の様子に2面性があるように感じられたのかもしれません。

私のこのポジションどりは、今の所うまくいっているように感じています。
(いなかったらどうしよー。それって、恐怖!)
色々な人の話やお気持ちを伺いながら、できることをコツコツ、
そして、ビジョンに向かってダイナミックに進めていきます。

始業式、子供たちと出会う

4月8日、いよいよ学校が本格的に動き始めました。
今年度の担任は、2年生。
初めての2年生担任です。
子どもたちは、とても元気でした。
ちょっと元気すぎて、ギョッとした場面もありました。
今年も、一筋縄でいかない苦労が待っていそうです。
子どもたちの成長を願い、諦めず頑張ります。


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