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「サッカー王国」という文化。

新年度がスタートしてまもなく1ヶ月。
ラジオも新編成がスタートしておよそ3週間が経ち、
新番組、リニューアルした番組もひととおり聴けて、今季メインで聴いていく番組もだいぶ固まってきました。

新しく聴き始めた番組もいくつかあるのですが、
その中でも注目は、静岡SBSラジオで火曜の夜に始まった、こちらの番組。

「静岡サッカー熱血応援番組」というのが凄いですね…!
他エリア、他局でも、地元のプロスポーツチームを応援する番組は数々あれど、毎週2時間生放送というのはなかなかないんじゃないでしょうか…?

15年来の県外エスパルスサポーターとしては、
定期的にエスパルスに関する情報が供給される機会って、意外とありそうでなかっただけに、
こうやって毎週静岡サッカーに関する話がたっぷりと、県外からも聴ける機会ができたことが嬉しいのですが、
こんな番組が成立してしまうのも、ひとえに静岡でサッカーが「文化」として根付いているからなのだろうな〜と。

成績的にはなかなか「サッカー王国」とは名乗りづらい昨今の静岡ですが、
それでも、番組に出てくるゲストさんの話などを聞いていても、
今でもサッカーというものが人々の生活に身近にあるんだろうな、ということが伝わってくるシーンはたくさんあって。
試合がある日に、ユニフォームを着て街中にいると「今日エスパルスどうだったの?」と聞かれる、みたいなエピソードとかも、結構いろんなところで聞く気がするんですよね。


そして、何より度肝を抜かれたのが、
番組3回目にして、レギュラーMCのペナルティ・ヒデさんが別仕事の都合でお休みとなった際の、一日限りの代打MCの人選。
なんと、Jリーグチェアマンに就任したばかりの野々村さん…!

いや、日本サッカー界のトップに座る人の一人ですよ…?!
確かに地元出身だけど、それはもうお忙しいであろうチェアマンに、
ローカル局のサッカー番組に、ゲストじゃなくて2時間生放送のMCをやってもらえる、って、他県だとなかなかないんだろうな〜と思うんです。
きっと、迎える側も「静岡出身は(肩書とか関係なく)みんなファミリー」っていう感覚なのだろうし、
出る側も「静岡のためなら」と思って引き受けてくれているのでしょうね。


数多くいる著名なOBたちとの、年を経ても変わらないその関係性自体が、
「文化として根付いている」ということの正体のひとつだと思うし、
それって一朝一夕には成り立たないものなのだよな〜と考えると、
長い時間を通じて積み上げられてきたそんな歴史こそが、今も色褪せない「王国」たる由縁なのだろうと、改めて感じます。

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