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『きみトリ』プロジェクト

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書籍「きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ」出版と普及プロジェクトに関連した記事や進捗レポートを配信していきます。
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2019年9月の記事一覧

取引してはいけないもの

取引してはいけないもの

世界では様々なものが取引されていて、何かを得るためには何かを差し出さなければいけないような誤解をしてしまう。
俺はこれをやってるんだから、お前はこれをやれ。私はこれをあげるから、あなたはこれをちょうだいね。これをやる代わりに、こうしてもいいでしょう?
幼い子ども同士もこれをやるし、大人から子ども、子どもから大人へ、大人同士、国と国なんかもこうしているさまを見ていると、「すべては取引可能」なような気

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誰かの特別な存在になりたい

誰かの特別な存在になりたい

あなたは恋をしているだろうか。
私は、10代、20代、30代と、たくさんの恋愛をした。
片思いもたくさんしたし、「つきあう」機会があったからとつきあってみた人もいたし、とにかく数稽古みたいなことになってしまったけど、こういう人もいるのだ。やってみないとわからない人。後悔はしていない。感謝と謝罪の気持ちがある。
一方、学生時代からの恋人と結婚してずっと仲良し!というタイプの人もいるし、そうだと思って

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私が10代を生き延びたのは

私が10代を生き延びたのは

「もうどうでもいいかな」そんなことをしょっちゅう思っていたし、「自分を大切にする」なんてことはまったくピンときてなくて、悪いことも危ないことも、やってみたりした。もったいなくも怖くもなく。
幸いにしていま大人として無事に生活できているのは、ひとつには運が良かったというのがある。悪いことも危ないことも、ハマるほどでなく、続けなかった。その短いあいだにたまたま事故にも事件にも巻き込まれなかった。(だか

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この先を書くための、わたしの人生の棚卸し

この先を書くための、わたしの人生の棚卸し

きのう、マイヒストリーの発表会をひらきました。

マイヒストリーの会とは。一人の人間の人生を棚卸し、90分の時間の中で語り、聴く場です。
棚卸しをするプロセスと当日の参加者との応答の中で、発表者自身は学び、祝福されます。そして、聴くこと応援することで参加者も学び、祝福されます。
参加者は語り手の話をそのままに、大切に聴ける人。
アドバイスなし、参加者が自分のエピソードを話すのもなし。

マイヒスト

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からだの声を聴く〜呼吸をまなぶ

からだの声を聴く〜呼吸をまなぶ

呼吸をまなぶ、と言うと、ちょっとおかしなことに聞こえるかもしれない。
生きていれば、呼吸するのは当たり前で、誰でもできることで、やってることで、それの一体何を学ぶのか、と思うでしょう?
お金払って、時間使って、呼吸を学ぶなんて、、、と思うかもしれない。
私は今まで、大金を叩いて、たくさんのことを学んできた。
でも、呼吸ほど、自分で自分を導いて、ととのえてくれるものはない。

身体が悲鳴をあげている

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ともだち

ともだち

ともだちって、なんだろうね?

私は、子どもの頃、ともだちが欲しかったけど、ともだちはいない、と思っていた。
学校に行くと、一緒にいてくれる、話ができる人が必要だったから、そういう人を探して、一緒にはいたけれど、厄介なことに、私はその子たちを好きじゃなかった。
好きじゃないけど、他に一緒にいてくれる人がいないから、ただ、一緒にいた。
向こうも、そんな感じだった。
だから、一緒にいる必要がなくなると

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友だちは変わっていい

友だちは変わっていい

友だちって、作ろうと思うとうまくできないのかもしれない。
あなたに友だちはいますか。
そもそも友だちってなんだろう。
知り合いはいるけど友だちがいない、なんて言葉を目にする事がある。

私は、たくさんの人と仲良くできるタイプではなかった。数人の気の合う人とぐぐっと深くつきあうのが好きだった。そう気づいたのは大人になってからだったけど。

10代は変化が激しい時期で、身体も変化するし、好きなもの、興

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