次にご紹介するのは、「星の王子さま」です。宇宙を舞台に繰り広げられる物語は、読者に人生とは何か、本当に大切なものは何かを問いかけます。サン=テグジュペリ自身がリラックスした状態で書き上げたというこの作品は、どこか懐かしく、心温まる物語となっています。勉強や日常生活で疲れた心を癒してくれることでしょう。

この本から学べる大切なメッセージは、「目には見えないものこそが、最も大切な価値を持っている」ということです。

日常のコミュニケーションにおいて、相手の話の表面だけ捉えてわかったつもりになるのではなく、そこに至ったプロセスや背景、生い立ちなど目に見えないところを見つめてあげて、相手に共感できるようになりたいですね。