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国語の先生が語る:数学の応用問題はどんな勉強をすればいいの?【後編】

それでは、前編の続きです。
映像授業をどのように活用して、数学の応用問題を解けるようになるのでしょうか?


映像授業を使って数学の応用問題に取り組む方法について、映像授業の「順行型の解説」の特徴を活かすアプローチをご紹介します。

数学応用問題の勉強方法には次のステップを踏みます。

<数学応用問題の勉強方法>
1. 決められた時間内で数学応用問題を解く
2. 時間が来たら、解いた答えと答え合わせをする(完全に解けていなくても問題ない)
3. 解けなかった問題についての映像授業を「順行思考」の部分だけ視聴する
4. 解法を「俯瞰逆算思考」を用いてノートにまとめる


この勉強方法を効果的に活用するためのポイントは以下の二つです。


・「順行思考 ⇄ 俯瞰逆算思考」
・「ノートまとめ」

数学応用問題が得意な人は、問題解決の際に「順行」と「俯瞰逆算」の思考を使い分けています。対照的に、応用問題が苦手な人は「順行思考」に偏りがちです。

そのため、思考に偏りが出ないよう、両方の思考を意識的に使い分ける練習を取り入れることが重要です。

映像授業は「順行思考」のサポートが主ですので、ノートにまとめる際は「俯瞰逆算思考」を利用するのが良いでしょう。すなわち、インプットは順行思考で、アウトプットは俯瞰逆算思考とするわけです。脳科学の研究によると、インプットとアウトプットを結びつけることで理解が深まり、記憶が定着しやすくなるとされています。

ノートのまとめ方としては、図や表を使うと効果的です。図や表を作る過程自体が「俯瞰逆算思考」を促すからです。この方法を繰り返すことで、数学応用問題を解くための手がかりを見つけることが容易になります。

例えば、次のようなアプローチです。


・共通点を見つける
・比較しやすくするために数や形を揃える
・例外を見つける

これらの方法を図表を用いてノートにまとめていくうちに、問題を解くためのパターンが見えてくるでしょう。

いかがでしょうか。2回に分けて数学応用問題の攻略法についてお話ししました。このアプローチを試すことで、数学の応用問題を解く際の「俯瞰逆算思考」が身につくはずです。参考にしていただければ幸いです。

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