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普通の子の中学受験の入り口で、本当に普通の子と知る

無事に、Wに入塾し、クラス分けされると、正直、

下から数えた方が早いクラスになりました。

一度、上のクラスから順に子どもたちの様子を廊下から見る機会が

あったのですが、一番上のクラスの子ども達の真剣な表情、するどい視線に

比べると、下にいくほど、どこかボーっとした表情に・・・。

もちろん、うちの子も、聞いているんだかどうだか、はっきりしないような

表情で授業を受けていました。まさに、下のクラスにいくほど、

まだ目覚めていない子が多かったのです。

こちらのタイトルにも、普通の子の中学受験をテーマとしていますが、

本当のこともいうと、自分の子は、もっと出来ると思っていました。

これ、中学受験あるあるだと思うのですが、

中学受験をする子のほとんどが、おそらく公立小学校の上位3分の1には

入っているような子じゃないかと思います。

もちろん近年、中間層の受験者数も増えてはきていますが、

それなりに勉強についていけるだろうと思う子どもに、

親が受験を勧めていると思います。

うちの子も、学校の算数のクラス分け(進度で分けている学校なので)では、

一番上のクラスに在籍し、2年ほど通った公文も中学レベルに

達していたので、最初はもっと出来る子かと思っていたんです。

でも、中学受験の輪の中にほうりこめば、中間よりも下。

最初はこれが信じられなくて、先生にもなぜ、こんなに月例テストが

のびないのか、何がいけないのか、よく相談したものです。

この子の実力はこの程度ではないと、本気で思っていました。

けれど、今ならわかります。公立の上位3分の1の中での競争では、

うちの子は、なんとか普通レベル。もしかすると、それ以下のレベルで

あることが、事実なのです。

いくら、小学校のテストで毎回100点をとっても、塾のクラス分けの

テストでは、そうそう点は伸びません。

中学受験の入り口に立ったばかりのときは、わかりませんでしたが、

これが、中学受験が熾烈だといわれるゆえんです。

しかも、うちは、みんなが4年生から始める中学受験を無謀にも

5年生から始めてしまいました。

準備も、情報も、覚悟も、何もかも足りないなかで始まった

中学受験の入り口で、親子ともども、この頃は本当に毎日

途方に暮れていました。



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