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休校中のオンライン授業は想像以上に大変でした。

休校になって1週間が経った。

最低でも、あと1週間、子どもたちのいない教室にひとり通うことになる。

前々から感じていた、オンライン学習への不安が的中。
GoogleのClassroomを駆使して授業をしたり課題を出したりしているけれど
ぜんぜん手応えがない。


できる子はいいんだ。

算数の問題も、アプリの操作も、目新しいのもあってか
楽しそうにどんどん取り組んでくれる。
オンライン課題の提出もだいぶ慣れてきた。

でも

教室でも画面の向こう側でも、取り残されている子どもがやっぱりいて・・

なんども仕事終わりの親御さんに電話でフォローをお願いしたりして、やっとこさオンラインで繋がったと思ったら、

いつまで経ってもカメラはオフだし、呼びかけても、返事がない。
そこにいるの?おーい?

かろうじて顔が確認できる子も、聞こえているのかいないのか?
いまいち反応が分からない。

手元さえのぞけないもどかしさ。

教室なら、子どもたちの間を歩きながら一人一人声をかけられるし
なかなか課題が進んでいない子を見つけたら
となりへ行ってサポートできるのに。


ふだんから、教科書や体操服、筆箱にいたるまで
(えんぴつが1本も入っていない筆箱)
学習にひつような物がまったくそろわないその子と、

今日は一度もつながることができなかった。

おうちの人に聞けば、
ログインにひつようなQRコードを、家の中でなくしてしまったらしい。


あと1週間とはいえ、そんなに長く続かないであろう休校中に
そんなにあせって勉強させたいとは思わない。

だけど

「子どもたちの学びを止めない」目的でスタートしたオンライン授業のはずが

自らどんどん学んでいける子と

サポートの手が届かず、放ったらかしにされている子との

学びの格差が生まれてしまってはいないか。


ふつうの田舎の
公立学校で
ただ誕生日が近いってだけで集められた学年が
ひとまとまりにされても
本当にいろいろな子どもがいるから。


オンラインに限らず、




一斉授業は無理があるし
担任ひとりで30人みるのも限界があるし

画面の向こう側で
子どもたちが本当はどんなことを感じているのか

分からないのに

教科の時数を気にするのも
テストに出る「重要」ポイントだけ抑えるのも

もうやめませんか。




明日はあの子とつながれますように。


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